あっという間に終わる小2たち。
夏のまとめテスト、国語文章題だ。
今は小3が夏のまとめテストに挑んでいる。
ものすごい集中力だ。
さて、今終わったばかりのほやほや
今日の「エルの物語」を特別にここにアップしよう。
松江塾の低学年は、毎回エルの物語をとてもとても楽しみにしてくれてるんだ。
このエルの物語と、毎日の国語音読、三語短文で国語は必ずできるようになる。
【エルと庭の顔だけおじさん】
エルの家には庭がある。少し走れるくらいの広さの庭だ。
実はその庭に、2年ほど前からおじさんがいる。正確には「うまっている」んだ。
そう。うまってる。
頭だけ土の上に出して、体は地面にうまってる。
気持ち悪いね。でも、毎日おじさんは元気にしてる。エルもおじさんがお気に入りで、毎日楽しくしゃべるんだ。もちろん、今日もね。
「おお、エル。おはよう。この時間に家にいるってことは、今日は日曜日なんだね。いい天気だ。」
「おじさん、おはよう。今日もいい感じでうまってるね。そうだよ。今日は日曜日さ。」
「エル、おじさんはお腹がへったよ。今日はあれが食べたいなぁ。」
「じゃあ、いつものやつをやろうよ。」
「ああ、いいさ。やろう。準備はいいかい?」
「うん!」
「じゃあまず、33の12倍を計算してごらん」
「うん!よし…できた!」
「ずいぶんと計算がはやくなったなぁ。じゃあ、その数は【茶色】と名づけよう。次は462を2で割るんだ。数が大きいからゆだんするなよ?」
「分かった!…できた!」
「よしよし。ではその数を【まめ】と名づけよう。ああ、食べたいなぁ。あと一つ、【ネバネバ】が集まれば、あれになる!あれが食べられる!【茶色】を表す数、【まめ】を表す数と、【ネバネバ】を表す数を全部たすと・・・あれができる!」
「そうだね!茶色くて、まめで、ネバネバしてる…。エルも大好きさ!」
「さあ、エル。最後の仕上げだ。あれの名前を数字で表すと、3桁の数字になるはずなんだ。「さしみ」なら「343」みたいにね。分かるだろう?」
「知ってる!「マグロ」なら「096」だね?」
「ん?おじさん、ちょっとそれは分からないな」
「え?おじさんバカなの?ねえ、バカなの?「マ」は「マル」の「マ」だよ。「マル」「ク」「ロ」で096だよ!」
「ああ、そういうことか。エルは頭が良いなぁ。じゃあ、【茶色】と【豆】と【ネバネバ】を表す数を合わせてあれを完成させたい時、そのために必要な【ネバネバ】の数は、一体いくつになるんだい?」
「簡単さ!ちょっと待ってね。今計算するから!」
「できたみたいだね。じゃあ、おじさんに食べさせてくれないか?おじさんは体がうまってるから、自分じゃ食べられないんだ。」
「いいよ!いつもそうだもんね。」
「ありがとう、エル。じゃあ、さっき出した【ネバネバ】の数から3を引いて、その数の「4分の1」だけ食べさせてくれるかい?」
「4分の1って?」
「【4】に【分】けたうち【の】【1】つぶんってことさ。3学期に学校で習うはずだよ」
「へえ、おじさん、よく知ってるね!」
「そりゃそうさ。おじさんはエルの学校の校長先生なんだから」
「えええええええええええええええええええっ!!!!!???????」
「そりゃおどろくだろうね。で、エル。校長先生は納豆を何つぶ食べられるんだい?」
【考え】
答え( )
さあ、できたかな?
答えはこの下に書いておくよ。
答え:20つぶ