松江塾には先生が二人しかいない。
文系の真島、理系のA K R
この二人だけだ。
しかし
生徒は900人近くいる
なぜ毎日朝から夜まで夏期講習が動くのか。
なぜテキストやテストが自宅にバンバン郵送され
LINEで提出したテストは瞬時に採点されるのか・・・
このデジタル時代、オンライン時代、一体どうやって松江塾は動いているのか
アルバイト大学生達の力
である。
ほぼ全員が松江塾の卒業生だから
僕やA K Rの性格や傾向は熟知している。
しかしだからと言って、それだけでは今の松江塾は回せない。
彼らが在籍していた時とは、何もかもが違うから。
「知らんがな」
「自学せよ」
「楽しもうぜ」
という柱だけは動いていないが、
その間取りや壁などは全て変わり続ける。
それが松江塾なのだから。
今日は
パジャマの子がいる。
先日は銀髪を青色に変えた子がいた。
おヘソ丸出しの子がいるし
ピアスギラギラの子だっている。
松江塾のアルバイトは服装自由だから。
お菓子食べながら採点してるし。
でも
明らかに仕事が速い。
僕は何も指示しない。
「中枢」と呼ばれる歴の長い子達が全て指示を出し、
A館
B館
C館
西口
全てが効率よく回る。
縁の下の力もち、どころの騒ぎじゃないんだ。
超高性能の最新レーシングタイヤ
それが松江塾のアルバイト達。
どこの塾にも負けない財産だ。