例えば僕の名前
剛太郎
と書く。
もしこの「太」の点を書き忘れたら
剛大郎
になる。
たった一つの点がないだけで
もはや別人である。
ごうたろう
のはずなのに
ごうだいろう
だ。
これ、僕のことを初めて知る人が見たら
間違いだとは思わずに僕を「ごうだいろう」だと認識するはずだ。
「いや、点を打ち忘れただけで本当は「ごうたろう」なんです」
と言ったところで
「知らんがな」
で終わりである。
そして僕は「自分の名前の漢字を間違う人」と認識される。
自分としては、数千回に一度しか起きないミスかもしれないが
そんなことは他の人からしたら分からないからね。
どこにどこまで意識を向けるか
その広さと濃さは人によって違う
野球やサッカーで言えば、「守備範囲」に近いだろうか。
そりゃ広いに越したことはない。