もう、ワンセットだよね。
家庭学習における「親子バトル」って。
学年が上がれば上がるほど、もう間違いなく全国どこでも勃発してるはずなんだ。
もちろん、この業界にながーくいる僕だから
それについてはたくさんのケースを見てきたよ。
でもね
本質というか、原因の根本は全て同じ。
根っこは同じなんだ。
「我が子に対する気持ちと願い、期待と不安」
これなのよね。
よその子に対しては同じイラつきなんてないんだからさ。
さて、今回の準備講座への感想LINE。
まだまだ載せきれてないんだけど
その中に
「親子バトルが消え去った瞬間」について書いてくれたLINEがあった。
許可をもらったので載せてみる。
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真島先生、昨日はありがとうございました!
予定が合わずリアルタイムでは参加できなかったのですが、動画を送っていただいてすぐに拝見しました。
真島先生のお話の中に、本当に大切なことがたくさん詰まっていて、この素晴らしい講座に参加させていただいたことを心より感謝しております。
「人の話は目で聞く」のがなぜ大切なのか、真島先生が子ども達に本気で伝えて下さっていて、それが子ども達の心へ真っ直ぐ届いている様子に心打たれました。
「どんどん頭がよくなる」「埼玉県で1位」というワードが出た時に、娘が真剣な顔をしながら「すごい!」と感嘆し、「(目で聞かないと)バカになっちゃう」というところで、本気で驚いて「ええー!!」とショックを受けていたのが印象的でした。
普段あまり表に出ることはないけれど、子どもは「頭がよくなりたい」という気持ちを強く持っているものなんだな、と改めて気がつきました。
参加させていただき私が一番強く思ったのは、教えていただく先生、学ぶ環境によってこんなに子どもって変わるんだな…ということでした。
娘が本当に楽しそうに、そして自発的にアルファベットを書く姿を見て、「楽しく勉強する」というのは可能なんだな、と驚きと共に発見いたしました。
勉強方法を模索していく中で、やっぱり勉強は「楽しいけれど身に付かない」、もしくは「辛い思いをしながらどうにか身に付けていく」ものなのかなぁと諦めかけていたのが、真島先生の授業を受けて、「楽しく身に付く勉強」がここにあった!と。
そして、アルファベットや文字を丁寧に書かそうとして、今まで親子で散々繰り返してきたあのバトルは何だったのか…と(笑)
親は子どもに頭が良くなってほしい、子ども自身も頭が良くなりたい。
願いは一致しているはずなのに、なぜ家庭での勉強が上手くいかないのか…
親子で試行錯誤していく中で、松江塾に辿り着いて本当によかったと思います。
ずっと真島先生のブログを拝見しているだけだったのですが、今回思いきってこの準備講座に申し込みをしてよかった!と本当に思います。
「親の行動力で子どもの人生は変わる」ということを体験し、私自身も深い学びとなりました。
次回の講座も楽しみにしております。
今後共どうぞよろしくお願いいたします。
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このLINEの中の文章にはポイントが二つある。
まず一つ目は、
◉「この人の話はしっかり聞きたい!」と思うように土台を作ること。
これを僕は「雑談」と呼んでいる。
生徒達の目に全ては太い糸を結びつけ、まとめてこちらに引き寄せる。
この引き寄せ方に、おそらく塾講師や教師の腕や経験、個性が最も出る。
教科の教え方なんてものは実はそれほど差は出ない。
差が出るとすればこの前段階。
知識が頭の中に入りやすい状態をいかに作るか。
◉頭に届ける知識は極力「核」の部分だけ。
そしてそれを「楽しく」「没入」できる状態にして何度も頭の中に叩き込む。
鮮度が命だから、手際良く。
そうやって知識の「核」がスポンスポンと頭の中に入ってくれば
子供は本来知識欲と好奇心の固まりなんだから楽しいに決まってるんだ。
それを「親子」でやるのは本当に難しい。
だから僕だって家で我が子に勉強を教えたことはない。
でも、「核」を楽しく手にした子達は
その単元や勉強そのものにネガティブな感情がない。
だからその次には「自分でやりたい」という気持ちになる。
それが「自学の芽生え」なんだと思う!
のである。