小3あたりから始まる「国文法」
最初は「主語と述語」ね。
まずここから「もやっ」とした指導が始まる。
「○○は」「○○が」が主語
「○○だ」「○○する」が述語
なんていう感じからスタートするのかな。
まあ、これは導入としては悪くない。
でも例えば次の文
「昨日はお父さんも納豆を食べた」
これだと確実に「昨日は」を主語にする子が続出する・・・
まあ、こういう「躓きあるある」は置いといて
いよいよ小4になると「修飾語」が登場する。
いや、それまでもみんな前には存在していた。
「昨日はお父さんも納豆を食べた」
ほらね?
いたんだよ、ずっと。
でもね
その存在はスルーされてたんだ。
そして小4になり、そこに注目と指導がいく。
そこで彼らに突きつけられる言葉が
「くわしくする言葉」
という、国文法指導上最も「モヤっ」とする言葉だ。
いや、さすがにその言葉をチョイスする意図は分かるよ
昨日は→「いつ」食べたのか、という「時」を詳しくしている
納豆を→「何を」食べたのか、という「対象」を詳しくしている
そういうことなんだけど
これが小学生には恐ろしいほど染み込まないんだ。
この、「いつ」「何を」「どうやって」「どこで」という何かしらを詳しくする言葉たちは
小学生にとっては
「いつ」
「どこで」
「誰が」
「何を」
「どのように」
「どうした」
と、主語や述語と同列になって頭の中に入っていくんだよね。
だからこの中から主語と述語を抜き出して、それ以外は修飾語ですよって言っても
「モヤっ」
は取り除かれないんだ。
ということで昨日の小4国語授業
その「モヤっ」を完全に除去するようにやった。
修飾語はガチャガチャ考えずに「ゲーム」で攻略できるってことが
みんなに伝わったと思う。