明後日、子供の高校入試があるとしよう。
家のチャイムが鳴る。
ドアを開ける。
そこには大きい茶封筒手にした郵便配達員
その茶封筒を渡すと、郵便配達員は
バイクを出し、去っていった。
なんだろう
この茶封筒は。
あなたは
封筒の裏を見る。
差出人は
「埼玉県教育委員会」
とだけ。
明後日が入試なだけに、
何か受験関係のお知らせだろうか
あっ!願書に不備でもあったのかもしれない!
慌てて家の中に入り、ドアを閉め、鍵をかける。
そして
少し動揺しながらも
その茶封筒を開ける。
開けるというより、破る、と言ったほうがいい
中には
数冊の冊子と
一枚のプリントが。
そのプリントに目を落とす。
続く