この時期、「あと少しで届くんですが・・・」という相談をもらうことがある。
ふむ
受験が近づくと、どうしても「あの学校に行きたい!」という子供の願いを叶えてあげたくなる。
その気持ちはよーく分かる。
しかしゲラおの高校受験と、その先の大学受験を見ていて思うんだ。
ギリギリであの手この手でなんとかして入学した子達は
やはり入った先でキツい現実と向き合わないといけなくなる。
何かのスポーツの強豪校をイメージしてほしいんだ。
サッカーなら、そのレベルの子達が同学年に20人はいて、
それが3学年。
ギリギリで、なんとかセレクションを合格できた子が各学年に20人。
部内の合計は120人だ。
試合に出られるのは11人。
ベンチに入れるのは20人ちょい。
そこはイチローや大谷翔平達がそのレベルでしのぎを削っている。
悔しくて
粘って
そんなところに、ギリギリ君達が入り込む余地があるのか。
ないんだと思う。
かなり可能性は低いんだと思う。
親はいいよ。
周りから見てるだけだから。
でもその部活で実際に練習するのは子供だ。
やっぱり根本的に違う・・・
と感じながら。
それでも頑張れる子は、そりゃ中にはいるだろうよ。
でも、ギリギリ君達は何を源泉にしてその強豪校に受かったのか。
個人レッスン
チームの掛け持ち
そうやって「なんとかして!!!」「何としてでも!」だったんじゃない?
だから諦めて、と言ってるわけじゃないよ。
結局、入ってから必要になるのは「己の意志」と「己の行動」だけ。
だから高校受験はそれで勝負させるべきなんだ。
それでダメなら、「3年間惨めな思いをすることを回避できた」と思うので良いじゃない?
と思う。