例えば
「たつ」
と聞いたとする。
僕ら日本人の使う日本語は、同音異義語が多い。
同じ「たつ」でも
立つ、建つ、発つ、断つ、絶つ、経つ
こんな感じだ。
漢字には意味があるから、まあそれなりに意味は想像できる。
しかしそれは、僕ら大人にとっての話だということを忘れてはならない。
大人はこれらを長い人生の中で「使って」きたから。
つまり
生きたフレーズの中で意味を持たせてその場に応じた会話として使ってきたから分かるのだ。
つまり
席を立つ、煙が立つ、候補に立つ
ビルが建つ、家が建つ、記念碑が建つ
旅に発つ、故郷を発つ、戦地へ発つ
関係を断つ、酒を断つ、電気を断つ
音信を絶つ、息の根を絶つ、後を絶つ
時が経つ、月日が経つ、年が経つ
こういったフレーズを使いながら、それらの漢字と意味を擦り合わせて定着させたわけだ。
これを単に辞書的に
立つ - 立ち上がる、直立する、地位につく
建つ - 建物が建設される、構造物ができる
発つ - 出発する、旅立つ
断つ - 切り離す、やめる、関係を切る
絶つ - 途切れさせる、なくす、消滅させる
経つ - 時間が過ぎる、時が流れる
覚えようとするとかなり無理がある。
というか頭に残りにくいのだ。
言葉はそれ単独でふわふわと浮かんでいるものではなく
他の単語と組み合わせて使う。
であるならば覚える時もそこから入っていった方が良い。
横幕先生がお勧めする単語暗記もフレーズ、短文系だ。
だから毎日シリーズや毎日アプリもその方向性でいこうと思う。