先日、僕はいつものようにB館の階段を上がった。
中2の授業のために、だ。
そしてこれまたいつものようにB館の中にあるちょっとした自習室「細部屋」に入った。
そこにリュックと上着を置き、タブレット、プリントを持って教室に入る。
いつも通りの流れをスタートさせようとした。
この流れの中で僕は自分を「中2の授業をやる真島」に変えていく。
中3のそれでもなく、中1のそれでもなく、だ
だが、リュックを置いたと同時に僕はあるものに目をとめた。
スマホだ。
青みがかったそのケースには見覚えがなかった。
そしてその細部屋で勉強している彼に声をかけた。
東大に通う子だ。
親単科のゲストにも出てくれた彼、S氏ではない。
その彼に「このスマホ、誰の?」と聞くと
「ああ、俺のです。距離置かないとあれなんで」
と答えた。
もうね、これなんだと思う。
今の中高生にとって一番必要なこと。
スマホと物理的に距離を置くこと。
超大事なことだ