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【原点に意識を】僕の指導の原点とは

 

僕は勉強が嫌いだった。

 

それができれば得るであろう果実への渇望は凄かったが

 

得るための努力は嫌いという…

 

まあ、大多数の人間がそうであるように。

 

 

そんな僕が今、毎日毎日365日

 

1日も休まずコツコツと指導に当たっているわけだから不思議なものだ。

 

さて

 

そんな僕の指導の原点はどこにあるのか。

 

まあ随分と時間的にも距離的にも離れたところに来ているが

 

ふと振り返ってみるかな。

 

時間的な原点は19歳の時だ。

 

アルバイトとして塾講師を始めた。

 

対して年齢の変わらない子達に文系科目を教え始めた。

 

主に英語。

 

確か、テキストの解説をなぞるようにしてホワイトボードで伝え

 

そして問題を解かせる。

 

答えを言いながら解説。

 

まあ、よくあるような当たり前の指導だ。

 

週2回とかだったかな。

 

次の授業になるとまた次の単元にいく。

 

同じことの繰り返し。

 

でも生徒達は前回の雰囲気とはまるで違う。

 

眠そうだったり、妙にハイテンションだったり。

 

僕としては、そんなのはどうでも良かった。

 

ただ、その時間が終われば時給分の給料が月末の給料日に向かって加算されていく満足感だけ。

 

うん

 

つまり、時間的な原点は確かに19歳の時にあったんだろうが

 

今の指導に繋がるような感覚的な原点ではない気がする。

 

あの時から僕は独立後もずっと「定期テストで点を取る」ということを大きく掲げて歩いていた。

 

問題の反復

進捗管理

テスト

テスト

テスト

テスト

 

いわゆる「鬼管理」の道だ。

 

もちろん結果は出たさ。

 

生徒も保護者も満足度は高かったはず。

 

内申点だって同じように伸びた。

 

でも実は常に常に違和感は抱えてたんだよな。

 

偏差値が伸びない

 

ってことに対する違和感だ。

 

学校の勉強の延長線上に入試問題や模試の問題があるはず。

 

その学校の勉強の達成度を測る定期テストはできる。

 

それなのにその先の問題で結果が出ない…。

 

これには随分と悩んだよね。

 

もちろん、自分の得意なことは

 

鬼管理

 

だと自負があったから、模試などに対する対策もそれで推し進め

 

それでなんとかある程度の数字は出せるようになったんだ。

 

でも

 

次に襲ってきたのは

 

その子達が高校入学後にボコボコと沈む

 

という現実。

 

鬼管理から離れると、そりゃやらなくなるさ。

 

当然のことだ。

 

当然、薄々は気づいてたんだよ。

 

勉強って自分でやらなきゃ根本的に伸びはしない

 

ってことをね。

 

そんな、当たり前のことに意識を向けてなかった。

 

いや

 

そういう仕組みとしてすでに「爆裂」はあったから、意識も行動も向けてだはずなんだ。

 

でも「鬼管理」からは離れられなかった。

 

塾に対する対価ってそれだと思ってたからね。

 

 

 

 

ある時、1人の女の子が僕のところに来た。

 

 

普段からとても頑張っている子で、しっかり言われたことをやり抜く子だった。

 

定期テストは450点超えは当たり前。

 

その子が定期テスト2週間前に言ってきたのよね。

 

「今回は塾のやり方じゃなく、自分のやり方でやっていいですか?」

 

と。

 

ちょっとショック

 

いや

 

かなりショックだったよね。

 

でも普段の頑張りは知ってたし、これまでもノルマは早々に終わらせる子だったからOK出したんだ。

 

そしたら過去最高の点を取ってきたのよ。

 

 

おっふ…

 

 

確かそこから「自分で頑張る組」と「強制組」みたいなのに分かれた。

 

そしてそこからしばらくは「線引き」に悩む時間が続いた。

 

自分でやれる子と、やらない子の境目ね。

 

 

管理しない方が伸びる子

 

 

管理しないと伸びない子

 

との境目。

 

こんなの、今の学校や塾だけじゃなく会社だって似たようなもんでしょ。

 

ちゃんとやる人とやらない人の境目

 

それって

 

そんなものって

 

ピッタリ線引きできる?

 

 

無理なのよ

 

 

それに気づいたのよ。

 

 

多分、それが僕の今の指導の原点か。

 

 

自分が何かを決めて、その通りに実行。

 

それをやらせることに自分の存在意義があると思ってた。

 

でも、その実行の対象を決め切れない。

 

そもそも決められるものじゃないのに。

 

 

だから僕はそこから二歩三歩後ろに下がった。

 

そして

 

何かをやらせるだけから

 

何かをやるような気持ちにさせる言葉を磨いたんだ。

 

 

幸いにして、僕はそこが少し秀でていたんだと思う。

 

もちろん、それまでの塾講師として磨いた部分も大きかったんだろうね。

 

もちろん、それまで作った自学の仕組みとかは継続。

 

でも鬼管理はやめた。

 

自分で自分を管理したくなるような言葉をかけることにした。

 

常日頃からね。

 

 

そしたらどうだ。

 

 

定期テストの平均点はめちゃくちゃ伸びた

 

そして

 

偏差値も伸びた。

 

そしてそして

 

その子達がほぼ自学のみの高校部環境を利用してものすごい大学にポコポコ入るようになった…

 

 

ちょっと明確な原点ってところには行きつかなかったけど

 

でも

 

これが僕の指導の原点の話。