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【国語はいつ伸びるか】それは、いよいよ追い込まれて本気になった時

 

もう題名で全て書いた笑

 

国語って「能動力の塊」みたいな科目でね。

 

例えばこれまでずっと柔らかく、細かくしてもらって、

 

口にまで運んでもらって食事していた子がさ

 

もう隣にそんなことをしてくれる人がいなくなって、

 

目の前には

 

ゴロン

 

とした肉が置いてあるだけ。

 

フォークもなければナイフもない。

 

あるのは割り箸だけ。

 

でもさ

 

最後の食事は昨日の朝。

 

もう丸一日半以上、食べ物を口にしてない。

 

空腹の極地にいる今

 

目の前の肉からは香ばしいスパイスの効いた肉独特の香りがしている。

 

目が欲してる

 

口が欲してる

 

脳が

 

身体が

 

もう目の前の肉全てを欲してる。

 

もう一度周りを見るが、そこには誰もいない。

 

自分で食べるしかない。

 

割り箸を持ち、肉を掴んでみる。

 

硬い

 

それでも何とかして持ち上げようとしてみる。

 

重い

 

まるでルービックキューブのような肉塊。

 

 

 

どうする?

 

 

もう、手で行くしかない!

 

 

 

まだかなり熱いが、何とかして掴み、かぶりつく。

 

肉汁が口の中いっぱいに流れ込んでくる。

 

肉塊から湧き上がる匂いが鼻いっぱいに広がる。

 

 

 

美味い!

 

 

 

しかし

 

 

 

硬い!

 

 

重い!

 

 

 

しかしもう止まらない。

 

 

肉を思いっきり食いちぎる。

 

 

そして顎の筋肉全部を総動員して咀嚼する。

 

 

 

美味い!

 

 

 

そして飲み込む。

 

 

 

 

体が

 

脳が

 

 

「美味い!」

 

 

と言っているのが分かる。

 

 

そしてすぐに「早く!次!」と言っているのも聞こえる。

 

 

 

だからまたかじりつく。

 

 

 

 

 

 

 

こうして追い込まれ、初めて子供は本気になる。

 

 

持って生まれた本能にも近い能力を発揮するんだ。

 

 

 

 

国語も同じ。

 

 

 

読解問題云々だけじゃないよ。

 

 

 

情報を得る

 

 

ということは、ほぼ本能だと思うんだ。

 

生きていく上での、ね。

 

 

 

だから12月頃になると、いよいよ後がなくなり目の前の文章の「本当の情報」を

 

脳みそが能動的に掴みにいくんだよ。

 

 

「ん?なになに、どういうこと?……あー、そういうことが書いてあるのか!」

 

 

とね。