うむ
15歳という年齢設定はリアルな危機感の現れだろう。
リアルな空間にいながら、そこの人間関係ではなくスマホ空間での関係に没入すること
確かに不自然だと思う。
今、新社会人で電話が苦手、という人が増えているそうだ。
あれは電話という機器が苦手なのではなく
突発的な対応に対しての苦手感だろう。
SNSはコミュニケーションに自分都合を当てはめることが可能
つまり
しっかりと咀嚼したりスルーしたりすることが可能なんだ。
それに対して電話はそうはいかない。
「明日13時のご予定はいかがですか?」
と聞かれ、その場で判断し答えないといけない。
リアルな時間軸で相手が待ってるわけで。
SNS上で自分の時間軸にいながらゆるゆると対応することに慣れた若者が嫌がるのも理解できる。
ただ、いろんな世界の最前線や主要な場では、
自分の時間軸なんて関係ないやり取りがガンガンなされているわけでね。
そういうのが苦手な人は
「あー、じゃあ君はいいや。他の人に頼むから。その辺にいてね。」
で終わり。
そしてその後はチャンスと出会う場面が激減する…
ちょっと前の時代なら
「パソコン使えません」
って言ってるのと同じ。
「あー…、そうなんだね。じゃあ、いいかな。君はその辺の片付けでもやっておいてくれる?」
これで終わり。
このネット時代、このAI時代、それが進めば進むほど「人としてのリアルな肉感」が改めて大事な時代になったということだろう。
いろんな国が国の方針にしてまで若者のSNSを規制するのは
国家は人なり
ということの大切さを改めて考えさせてくれる良いきっかけになるのでは?と思う。