本当に良い言葉だと思う。
そりゃそうだよな、という納得がすぐそこにあるし
だから諦めるな、というメッセージにも癖がない。
人は、歩いているその道において
諦めた瞬間にその先がなくなる。
あるのに進めない、のではなく
道そのものが消滅するんだ。
その時に、すぐ横に別の道があれば良いが
そんなに都合よく自分が進みたくなるような道などない。
道は四方八方に広がり、放射状に広がっていく。
こんな風に。

それぞれの分野はこうして人間の世界を広げてきたんだ。
もしある程度のところまで進んだ段階で諦めたら?
もう自分にとってのその先はない。
そこで立ち止まり、しゃがみ、砂いじりでもするか
他の道を選び直すか、だ。
また分かるように、放射状に広がったそれぞれの道は、よほど近しいものでない限りは結構遠くに離れてしまっているはず。
だから諦めたものは、戻らないと行けない。
中心付近にまで。
そして別の道が近くに見えてきたら移る。
そしてその道をまた外側に向かって進む。
だが、その時にはもう最初からその道を選んでいた者たちがはるか前の方にいるわけで。
つまり、自分は2番手3番手
ということになってる。
もちろん、諦めて砂いじりをしてるよりは充実するかもしれない。
だが多くの場合、「タイムリミット」が存在してて
決められた時間までにある程度以上の距離にまで到達していないといけない。
どうだろうか
諦めることのインパクトは
かなり大きいと納得できるだろうか?