解答から先に。
根負けしない
これである。
子供は
いや
人は本能的に自分の生存領域を少しでも快適に、広くしたがる。
縄張り意識
なんてものにそれは顕著に現れる。
そして大人も日々これに悩まされるが
人は「少しでも楽をしたい」という本能的な欲求がプログラムされた生き物だ。
文明の発達は、この欲求なしには起きないはずだから。
子供ならそれはもっと顕著に、ハッキリと早く出る。
それが「イヤ!」の根本なんだと思う。
目の前の二者択一で、楽な方を選ぶ。
本能として。
だから他の一方を拒絶するんだろう。
それを許したらどうなる?
本能丸出しで生きる王様
になる。
それを「子供様」という。
忠実な家臣として親が一生どんな場面でも支えてあげられるならいいだろう。
歴史にはそんな「愚帝」も多くいたわけで。
しかし
親は先に死ぬし、子供には学校やコミュニティで親抜きで生きなければならない時間があるから。
だから「愚帝」「子供様」で世に出してはならない。
子供のためにならない。
だから子供の本能の選択を抑え込み、教え込む必要があるのだ。
根負けしない
これだ。
目の前で泣く我が子に
「今回だけだからね」
と言う親になるか
「泣くくらいならもう二度と来ないからね」
と言う親になるか
子供のこの先を大きく変える大事な判断だ。