問題が解ける
つまり「できる」という状態を甘く見てはいけない。
解き方を覚えているだけなら、本質的な「分かる」とは程多いからだ。
ワークを繰り返して定期テストは点が取れるのに、
実力テストの類になるとちっとも解けない、というのはまさにこれ。
ただやり方を覚えただけ。
生徒が言う「分かってる」というのも危険だ。
自分が覚えているだけでできている状態を「分かる」と認識しているだけの可能性があるからだ。
大事なのはその先、本当に本質を理解していて自分で説明できるかどうか。
そして最後
この「生徒の説明」を聞き、指導者が「この理解度なら本当にできてる」と思えるかどうか。
その距離がどの程度なのか、だ。
まとめよう
①問題が解ける、できる。
②生徒自身が「分かる」と言う。
③生徒自信がその単元の本質を説明できる。
④講師が「この子は完璧だ」と判定できる。
実力テストや模試、大学入試でしっかりと得点ができるのは生徒が③に到達し、④に極力近づく段階である。
特に高校生の大部分は、①か②である。