簡単な話だ。
尖っていないと突き刺させないからだ。
獲物を捉えたいというその思いは分かった。
誰だってそれを望む。
しかし
持っている槍の先が2本3本に分かれていたらどうだ?
どこを狙えばいいか分からないだろう。
どうしても手に入れたい獲物があるのなら
槍は先は1本にすべきだ。
部活
なるほど
つまり獲物が2つあるわけか。
日本にはこんな言葉がある。
二兎を追う者は一兎をも得ず
なぜこの言葉が生まれ、そして今も残っているか。
先人たちの「二兎を追った者」の多くが、結局一兎をも得なかったからだ。
両立し、両方で成功を手にしたい気持ちは分かる。
先人たちの多くもきっとそうだったんだろう。
自分ならやれる
そう思うのもまたみんな同じだった。
中にはそれができてしまう超人もいるが
分かるかな。
そういう者たちは、すでに二兎を追っていないんだ。
どちらかをすでに負わずとも手にしてるだけの話なんだ。
分かるだろう?
槍は1本。
それで取れる獲物はひとつだけなんだから。