多くの高校生が「首もげ」だろう。
高校での勉強には、中学の頃と比べて格段に「分かる」「なるほど」が少ないんだ。
進学校に進む子達なら、中学の頃はほぼ全てが「分かる」だった。
しかし今、そういう子達がどういう状況に晒されているか。
高校の勉強は「多い」「難しい」と言われている。
しかし、それは本当か。
特に「多い」について考えてみたい。
特に「理科」や「社会」について。
確かに知識は細かくなるので、多くなっているのは事実だ。
しかし
よく考えてみて欲しい。
中学の頃、理科や社会は3年間かけて全てを学んだ。
しかしどうだ。
高校生のカリキュラム。
細分化された科目は、大体が1年間という期間で全てを学ぶ。
高1で世界史、高2で地理、のように。
もちろん中学での「社会」は「地理」「歴史」「公民」が混ざっている。
公民に関しては中3に学ぶだけだ。
つまり科目ごとに細分化されれば結局同じじゃん?
ということにもなるんだろう。
しかし
地理で学んだことは歴史の学びにも繋がり、世界史が日本史とリンクすることも学ぶ。
そして、それでも「3年間」という長い期間で少しずつでも復習ができる。
そうやって学んで来た新高1が、いきなり1年間でぎゅっと濃縮された知識を詰め込まないといけない。
無理である。
そして、教材難易度のミスマッチだ。
中学は義務教育ということで、幅広い学力層の子達が同時に学ぶ。
ところが進学校は、その上澄みの層だけが集まる。
そこに「大学進学からの逆算」で教材が設定される。
多くの子達が当たり前に想定していた「分かる」の粒の大きさではないんだ。
その教材は、本当に基礎基本がほぼ完璧に理解できている子達が勢いよく「ごくん!」の飲み込める大きさの知識に溢れてる。
でも、そんな子はその高校の上位数%だけ。
「え、これ無理」
これが多くの高校生たちの現状だ。
それでも大学受験は迫ってくるから、「とりあえず覚える!」という学びが繰り返される。
だから、大学入学後に一瞬でそんな付け焼き刃の知識は吹き飛ぶ。
ここをしっかりと解消するのが松江塾の高校部だ。
だ。