昨日、中1が授業冒頭で解いた現在完了の文法問題である。
基本的に和文英訳しかしてきてない子達だ。
現在完了の文法問題などほぼ全員が人生初だっただろう。
しかし
満点、一問ミスが多数派だった。
しかもこの問題、中3の冬期講習用テキストの問題である。
我が塾生達の進化ぶりを嬉しく思うのと同時に、これでいいのかな、という思いにもなった。
だってこのテキスト、塾専用として一番流通してる有名なやつだから。
中3のこの時期に、いくら復習内容とはいえ松江塾の中1がサクサク解いてしまう文法問題に時間を割くなんて
さらにこのテキストの各単元の最後にある全く長くない長文問題。
あまりにも短く、あまりにも簡単すぎる。
もちろんそのテキストは章末の方に別に長文問題セクションだってあるのだが、それだって一般的な公立入試問題レベルだ。
これでは実際の入試に対応なんて
まあ、無理なのだ。
でもね、これが埼玉県の中3が北辰テストで英語平均40点を出す理由なんだと思うよ。
教材会社が作り、それを「塾専用」として利用する。
生徒にとっても、保護者にとっても疑う余地がないんだ。
僕だって納豆英文法という指導ノウハウを体系的に作り上げ、カリキュラム化するまではモロに信じて使ってたよ。
夏のテキストも、冬のテキストも。
講習の授業はテキスト通りにやってたからね。
みんな気づくべきだよ。
なぜ松江塾の子達は埼玉平均の倍近い点を取るのか。
中3の冬に、文法問題なんてやってる時間あっちゃいけないと思う。
入試で出るのは何?
長文でしょ?
圧倒的に長文でしょ?
これを中1の後半の時期からガッチリ精読できるように。
そこから徹底的に慣れて、スピードを上げていく。
そしてそれが高校での勉強を支え、大学入試に向かえる最適ルートなんだと確信するよ。
共通テストの英語
見たら一瞬で分かるはずだよね。
80分間で40ページだよ?笑
単語数は6200語だってよ?
ちなみに、今中2中3が精読してる日比谷高校の入試問題は2600語だってさ。
それで時間内に読み終わらないのに。
ふぅ
中学英語
高校入試
高校英語
大学入試
英語を武器に乗り越えていくためには、
どの時期に何を学び、習得していかなければならないか
もう、モロに見えてくるよね。
それに対応できない塾や指導者は、これから間違いなく淘汰されていく
よ。