僕ら日本人は日本語を学んでいない。
公教育でも文法を学ぶことはあるが、全体の中で見ると割合は極めて低いのだ。
日々、何千何万と繰り返される日本語での会話。
知らない言葉はスルー
それでも少しずつ少しずつ薄い皮を積み重ね、塗り重ね、日本語をマスターしていく。
今、これを英語でもやっちゃえばいいよね
という指導が全国の小中学校で始まっている。
そして、見事なまでの「二極化」が目立ち始めてきているのだ。
しかもその二極化は、下の方がかなり分厚いという、深刻な二極化なのである。
明らかに、今の英語指導カリキュラムは間違いなのだ。
理念や理屈は間違ってないんだよ。
でも、母語じゃないのよね
当たり前だけど。
理由理屈も仕組みも分からないけれど、近しい人たちが朝から晩までそればかり話してるから
数ヶ月、数年で何となく自分にも染み込んでいくという仕組み
極めて特殊な教育環境を用意しないとね
無理なのよ
まず両親が家で英語のみ。
テレビなどのメディアは英語のみ。
スマホの言語設定も英語
もちろん学校も英語
この環境の純度が高ければ大丈夫。
つまり
母語が英語の人じゃん笑
人は、そんな特殊な環境じゃなければ、理由理屈も分からずにそれを「学習」として飲み込めない。
他の教科は知識の輪郭、仕組み、理由理屈がはっきりしてて「分かる」「できる」という気持ちになれるのに
英語だけ「理由や仕組みはいいから何回も言って覚えちゃおう!」っていうのは
無理なのよ。
気持ち悪いのよ。
スッキリしないんだから。
だから、納豆英文法。
スッキリ
輪郭
仕組み
理由理屈
これを丁寧に小さく噛み砕いて日本語で説明。
だからこそ、英語爆のびの子達が多いんだと思う。
言語特性として、よほどに日本語の方が複雑なんだから。
日本の子達は英語、得意になるんだよ。