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川越にある松江塾!代表真島による何でもブログ!

【理解とは】一般的に「コツ」と言われているものの正体とは何か

 

「コツを教えてください」

 

この仕事をしているとかなり頻繁に聞く言葉だ。

 

例えば野球

 

「ヒットをたくさん打つコツを教えてください」

 

例えば将棋

 

「最善手を思いつくコツを教えてください」

 

例えば料理

 

「味が濃くなりすぎないコツを教えてください」

 

例えば水泳

 

「足が沈まないコツを教えてください」

 

例えば勉強

 

「テストの点が上がるコツを教えてください」

 

「集中するコツを教えてください」

 

ケアレスミスをしないコツを教えてください」

 

 

などなど。

 

書けば無限に出てくる。

 

 

 

そして、ある程度書いていると見えてくる

 

 

それは

 

 

「その「コツ」を手に入れて上達したい」

 

という思いである。

 

 

だからコツを知りたいという気持ちはとても大事だ。

 

では、「コツ」とは何か。

 

 

ちょっとその定義を調べてみると…

 

 

コツとは

 

 

物事をうまく処理する要領。呼吸。勘所。

 

 

とある。

 

ふむ

 

確かにコツを手に入れれば、その先の道が開けると思うのも当然だ。

 

 

僕は思う。

 

 

コツとは、何かゴールに向けた「近道」のようなものではないか、と。

 

 

具体的に「駅までの近道」をイメージしてもらいたい。

 

そう

 

 

あなたが今住んでいる家から駅までの道。

 

いろんなルートが考えられるだろう。

 

その中で、最も早く駅に着く道。

 

それこそ「コツ」と言えるのではないか。

 

 

 

そしてこの近道。

 

 

もし、その道以外の道を知らないとすれば、何を思うか。

 

「もっと近い道があるんじゃないか?」

 

という疑念だ。

 

 

特に、電車に乗り遅れそうになってる時などはそう考えるんじゃないかな。

 

 

見えてきたね、コツの正体が。

 

 

コツって、自分なりに手に入れた「上手くやる方法」みたいなものだよね?

 

 

それって、「これで大丈夫」という自覚を併せ持ってないとダメじゃない?

 

 

つまり、駅までの道の無数にあるルートを全て知ってるからこそ、

 

 

「あの道ではなく、この道」

 

っていう確信が持てるわけよね。

 

 

だから、力のある指導者は同じことを言うはずなんだ。

 

 

まず基本

 

近道とかはさておき、まず基本を反復しなさい、と。

 

そして、ちゃんと頭使ってその基本動作を行ってみなさい、と。

 

 

駅までの道で言うのなら、まず家を出て家の周りを歩いてご覧なさい、ということと同じ。

 

そして駅までの道をあれこれ試行錯誤してみなさい、と、

 

 

一本よりも二本

 

二本よりも三本

 

そうやってルートの本数が増えると、あの道よりはこっちの方が近い

 

 

ということが見えてくる。

 

 

こうしてしぼられるルートこそ、最短最速の道

 

 

つまり、コツだ。

 

 

コツって、「あの方法よりはこの方法が良い」という自覚の集合体みたいなもので、

 

そこに自分なりの「確信」がないと、常に他が気になってフラフラするんだ。

 

 

さあ、結論だ。

 

 

「コツを教えてください」

 

 

 

「駅までの近道を教えてください」

 

 

と同じ。

 

 

 

全く知らない土地で、たった一本の道を教えられたとして

 

 

「やばっ!遅れる!」

 

となって駅まで行く時、「この道で本当に最速か?」と思わない人はいないだろう。

 

 

それでは、その道を100%信じることはできない。

 

 

定勝教えてもらったその道に対して確信が待てない。

 

 

これが上達しない子達の共通点なんだよ。

 

 

 

つまり、コツを「意味のあるコツ」にするためには、

 

それ以外はダメで、これがベスト

 

 

と確信できるよう、他のやり方や道を知ってないといけない。

 

 

全てを知った上で、そっとアドバイスをもらう。

 

 

「あの道は、信号が青であれば最速だけど、ほとんど赤だから。だったらその道よりは10秒遅くなるけど、信号のないこっちの道のほうが良いよ」

 

 

 

これが「コツ」の正体である。

 

 

 

いきなり手に入るコツは、自分でそれを「コツ」だと自覚できない。

 

つまり

 

 

意味がないのである。

 

 

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