大阪のC問題は若干難易度が高いが
共通してるのは「終わる量に思えない」というところだ。
まー、とにかく長い長い。
普段、なんなら僕よりも早く終わるような子でも3分残しで終わるくらいの分量。
これ以上速くやろうとすると、何かしらのミスが起きる。
大学共通テストに合わせてるんだろうけれど、高校受験生にとっては高い壁だ。
さて
この「スピードを上げる」ということが主目的となる場合、
攻略法はあるのか、ないのか。
中には、リスニングの二回目はもう聞かずに長文を読み進める、なんていうテクニックを指導するところもあるようだが
そのあたり、どうなのか。
ぶっちゃけ、そこまでやる必要はない。
ただただシンプルに読み進める速さを上がればいいだけ。
長文の内容は至ってシンプル
いかにも「ザ!公立入試!」という感じだから。
やるべきことは「精読」
これだ。
そしてそれをスラ訳に乗せて。
つまり英文を前からザクザクと切りながら読んでいく。
この時に解像度クッキリで脳内和訳変換できるように精読。
この「クッキリ」が、歯車の歯の硬さと角のしっかり感だと思って欲しいんだ。
ボルダリングやクライミングど、しっかりと次の手がかりに手がかかり、指先が食い込むように掴めてる感覚。
イメージはあれだ。
手と足を何となくかけて力任せに登っていけば
いずれその次の手がかりを見失う。
そこで止まって探したいが、そもそも今いる場所も不安定。
そこで一気にタイムロス。
下手したらその先が見えずに焦って自滅
なんてことにもなりかねない。
これがかなりの高確率で起きるのが東京都の自校作成だ。
速度を上げたい時に、やるべき時はじっくりとした精読確認。
一見すると遠回りのように見えるだろうが
これこそまさに
急がば回れ、である。