「私はみんなに好かれている。」
この日本文を見た時、「受動態」だと分かることは全ての入り口だ。
そこで普通は「受動態はbe動詞+過去分詞」だと思考が進む。
問題の多くは
I ( )( )( ) everyone.
というような空欄補充から始まる。
だから答えもすぐに埋まる。
だが、これはあくまでもその問題ができるだけであり、
なぜ
I am liked by everyone.
という文章になるのか
その文章がどうしてその単語の並びになっているのか
それを誰も教えない。
そこに必要なのは「そもそも」という思考の滑り出しなんだ。
日本の子供達が英語を学ぶとき、この「そもそも」「どうして」という疑問を持たないように指導される。
何度も言って覚えよう!
繰り返そう!
という、言語学習では当たり前の指導法が繰り返されているのが現状だ。
この指導法は正解。
ただしそれは
母語であれば、である。
それは「圧倒的反復量」が必要となる。
だってそうでしょ。
僕ら日本語ネイティブは動詞の活用すら体系化した理解をしていない。
それなのに話ができて、理解できる。
これはもう、どれだけ膨大な量の反復をこなしたか。
違うんだよ。
進むべき道が違うんだ。
「私はみんなに好かれている。」
この文、こてこての日本語だ。
この語順、使われている言葉は全て純粋な日本語だ。
僕らの理解はこの状態でしか展開されない。
多くの子達にとって
I am liked by everyone.
には思考が反応しないんだ。
だから日本語から離れない。
最後の最後まで。
まずは
私はみんなによって好かれている状態です。
この段階に進む。
そうやって、進む道のステップを細かくする。
焦らずに。
そしてそれを繰り返す。
日本語を弄るステップを繰り返す。
僕ら日本語ネイティブは、これなら難なくできるのだから。
具体的にどんな指導なの?
と興味を持った方は
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