これ、結構悩んでいる子は多いのではないか。
これが高校生であれば「指定校推薦」という道が大きく待っていてくれるのだが
高校受験や大学受験の一般入試になってくると結構深い悩みとなる。
だって、入試本番で点が取れないわけだから。
これに対する僕の答えはいつも同じだ。
定期テスト型の子達は
問題を「見て」、答えを「思い出して」点数を積み重ねていく。
教科書やワークを反復し、記憶し、問題を見た瞬間にその覚えた知識を思い出す。
要は、「知識の再現性の高さ」に重きをおく勉強だ。
この勉強の精度と速さのレベルが高ければ、それこそ高校で早慶の指定校推薦の基準をクリアーできるところまで行ける。
しかし
それはごく限られた子達だろう。
多くの子達は、この「見る」から「答えを思い出す」という勉強から離脱しないといけない。
ではどうしたらいいのか。
それは
「読む」のだ。
まず問題をしっかりと読む。
その場でリアルタイムで自分に問いかけてくる文として、読んで「理解」する。
何を問われているのかを理解するんだ。
当たり前のことに思うかもしれないが、定期テスト型の子は根が真面目なので
ここが思っているよりもできていない。
とにかく「自分が知ってるか」「知らないか」の判定に意識が向いてしまう。
そして「知らない」と思った瞬間、不安に襲われてしまう。
あまりにも定期テストと模試の結果が乖離している子達は、まさにこれ。
自分が知らないようなことでも、まず読んで理解し、「どういうことだ?」と考えること。
そしてそこから自分の知ってる知識を検索する。
脳内検索だ。
「全く一度もかすったこともない知識を問うか?」
という気持ちで。
おそらくこの検索時間がある一定以上作れれば
本当に手が出ない問題など、そう多くはないのだ。
問題を「見る」から「思い出す」
のではなく
問題を「読む」から「考える」
という流れにシフト。
これができれば模試の偏差値もじわりじわりと上がっていく。