川越の塾|川高川女合格専門! 爆裂松江塾!in 川越

川越にある松江塾!代表真島による何でもブログ!

【納豆英文法的解説】僕らの脳みそは「have been being 過去分詞」という形に何も反応しない

 

「彼は2時間ずっと彼女によって触られている。」

 

 

これは昨日の中2中3で本日の5題として出した問題の一つだ。

 

 

その文字面から中3は「おお!」と声をあげ、中2は「ぷーっ!」と吹き出した。

 

しかし

 

みんなすぐにその中身のヤバさに気づき、何やらコネコネと思考をスタート。

 

そう

 

この文はエロいのではなく、ヤバいのだ。

 

 

納豆英文法をしっかり学んできた子達は、まずその日本語を見る。

 

そしてその中に込められた「文法単元」に着目する。

 

今回の文の場合

 

彼は2時間ずっと彼女によって触られている。

 

というところから現在完了だと分かる。

 

さらに

 

彼は2時間ずっと彼女によって触られている。

 

というところから受動態ということも分かる。

 

さらにさらに

 

彼は2時間ずっと彼女によって触られている

 

というところから進行形ということが分かる。

 

 

つまりこれは「現在完了進行形の受動態」という、かなり複雑な文なのだ。

 

おそらくみんな、高校生の時に

 

 

have been being 過去分詞

 

 

なんていう形を覚えたのではないか?

 

 

だけどね、残念ながら日本語脳にはこの形と「ずっと◯◯され続けているところだ」なんていう意味が理解と感情を伴う形で一致しないんだ。

 

つまり

 

脳みそが反応しないんだよ。

 

 

じゃあこれ、納豆英文法的にどう解説していくか。

 

 

納豆英文法の真髄は

 

思考の全てを

 

I am Taro.

 

もしくは

 

I eat natto.

 

から始めることだ。

 

これはつまり、「文の核」から始めるということに他ならない。

 

そこに各種の文法単元の形を付け加え、文が変化していくことを理解し、そのルールを定着させるんだ。

 

つまり今回の文では、

 

現在完了も

受動態も

進行形も

 

全て引っこ抜いた形、「彼女は彼を触る」という

 

She touches him.

 

からスタート。

 

「は、する、を」

 

のパターンだ。

 

これは言うまでもなく、まずこれを受動態に変える。

 

なぜ受動態に変えるところからスタートするのか。

 

それは、受動態も納豆英文法的には「語順」のジャンル単元だからだ。

 

どういうことか

 

は、する、を

 

 

は、される、状

 

に変えるわけで、もろに納豆フォニックスと納豆英文法の間の「あれ」で学ぶ部分って分かるよね?

 

ああ、さすがにこれはちゃんと松江塾で学ばないとしっくりいかないとは思うよ。

 

でも松江塾で学んでいる人達は「あー、確かに」となるはず。

 

現在完了も、進行形も、その語順ルールのところには干渉しない「付け足し」ってなるのも理解できるね?

 

だからまず受動態に変換する。

 

 

つまり

 

は、される、状

 

だから

 

He is touched by her.

 

となるねぇ。

 

そしたら次。

 

今度は現在完了と進化形、どっちを考えるか。

 

 

これは絶対に進行形だよね。

 

なぜなら現在完了の「have」は納豆英文法的には「助動詞」と伝えるから。

 

助動詞は、文がそこに「完成」しているところに助動詞、つまり「お助け」として最後に付け加える扱いだから。

 

だからまず進行形を作って文を完成させないといけない。

 

全て理由理屈で繋げて一歩一歩思考していくのが納豆英文法だから。

 

 

じゃあ、

 

He is touched by her.

 

この文を進行形にするよ。

 

この時、納豆英文法では常に「I eat natto.」で考える。

 

この文を進行形にするって時に学んだ基本文は

 

I am eating natto.

 

である。

 

つまり

 

I am eating natto.

 

その文の動詞の前にbe動作を置き、さらにその動詞の原形にingを付ける。

 

これが進行形の作り方のルールだ。

 

これと照らし合わせながら

 

He is touched by her.

 

この文で考える。

 

この文の動詞は?

 

そう

 

is

 

だ。

 

納豆英文法的には「その文の動詞は最初に出会った動詞!」と表現するからね。

 

つまり

 

isの前にbe動詞を置き、isの原形にingをつける。

 

 

だから

 

 

He is being touched by her.

 

となる。

 

できた形はもう日本語脳が反応できるものの外側にいるが、ルールはルールだからこれで良い。

 

そしていよいよ最後だ。

 

この文を現在完了にする。

 

なぜ最後なのかはさっき伝えた通り、助動詞のカテゴリーの話だから。

 

最後に完成した文に意味を付け加えるのが助動詞。

 

文字通り「お助け」なのだから。

 

ここで日本助動詞協会に電話。

 

have

 

を召喚するんだ。

 

もちろん、「助」「動詞」だから、置くところはその文の動詞の前。

 

さらに助動詞は「助兵衛さん」だから、後ろの動詞に悪さをする。

 

一般的な助兵衛さんならbe子ちゃんを生まれたての姿にするという犯罪ギリギリ?アウト?な行動に出るし、s子ちゃんやed子ちゃんは身の危険を感じて逃げ出す。

 

だがこの「have」は特殊なんだよね?

 

後ろの動詞を「過去分詞」にしないと気が済まないんだ。

 

その理由も授業で伝えた通りだ。

 

となると、

 

He is being touched by her.

 

この文の「動詞」はどれだ?

 

最初に出会う子だから…

 

そう!

 

is

 

だよね。

 

この動詞に対して「助」「動詞」を成立させればいいんだから

 

He has been being touched by her.

 

となる。

 

もちろんこの時も

 

I eat natto.

 

 

I have eaten natto.

 

にする基本形を提示しながら説明。

 

 

 

これで完成。

 

He has been being touched by her.

 

 

ここから先、今度はこの英文がどうしてその日本語になるのかを確認して終わり。

 

 

 

これが納豆英文法的「現在完了進行形の受動態」である。

 

 

 

より詳しくは昨日の授業動画を見ること!

 

f:id:goumaji:20241002075530j:image