僕は50代に突入した。
この50代、何を目標に突き進みたいのかを考えてみたんだ。
そしたらモニョモニョと頭の中から湧き出てきたのが
職人になりたい
という考えだ。
目の前の素材と向き合い、じっくりと作品を作り上げていくような
そんな職人に。
だから納豆英文法の本を出すか出さないかを考えた時に
出さない
という考えに至ったんだよね。
おそらく書籍化すればかなり多くの子たちの英語嫌いを治せると思うんだけど
やはり授業を通して、目の前にいる子たちの表情や手の動き、醸し出す空気を確かめながら
ここはもうちょっと手厚くゆっくり
みたいに調節しながら進めたいんだ。
きっと職人ならそうするはずなんだ。
素材を機械にセットして、スイッチオン!で自動的に作品ができるような感じだと
どこかに無理が出る。
素材は全部同じじゃないから。
まずは素材をじっくりと観察。
ちょこっと手を入れて確認と観察。
それを少しずつ。
そんな「技」をベテランならではの「職人技」にまで引き上げたい。
それが50代の目標だ。