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川越にある松江塾!代表真島による何でもブログ!

【量と質の関係】僕はこの質問をしてくる子に対し「ああ、この子はのびないな」と感じる。その質問とは?

 

何せこの世界に30年いる。

 

組織の力も借りず、ホワイトボードとペンだけで生きてきた30年。

 

そりゃ色々と蓄積されるし

 

こうして言語化を続けて20年近く経つから

 

その思考の枝葉も多岐に、しかも長くもなるさ。

 

そんな僕が思う。

 

この質問をしてくる子は先々伸びないんだろうなっていう

 

そんな質問がある。

 

 

ちょっとその前に、「量と質」について触れておこう。

 

何かのスキルを身に付けたいとして

 

その習得に関して必ず見かける「量と質」

 

これね、並んでいるように見えるんだんけど、

 

そうじゃない。

 

量をこなすか

 

質の良いものだけをやるか

 

という、習得方法の道の違いの話じゃないんだ。

 

 

これはもう、絶対に断言できる。

 

 

「入口」が量、「出口」が質

 

これだ。

 

つまり何事も、最初にあるのは「量」という要素しかないんだ。

 

その量を積み重ねていくことで、「慣れ」になる。

 

慣れると色々細かく整えたくなる。

 

もっと、という欲が出る。

 

ラッキーなことにその「慣れ」を等しくするようなライバルが現れれば、その整える勢いは加速する。

 

切磋琢磨

 

なんていう言葉はその時に誕生したのだろう。

 

慣れ、そして整えたもの

 

それが「質」である。

 

 

そしてこの「質」は、自分が積み重ねた量と、自分の意思で整えたものの上にだけ成り立つから

 

その人だけの完全オリジナルとして成立してるんだよ。

 

 

 

 

 

さあ

 

 

もう見えてきたね。

 

 

 

 

僕が嫌うこの質問

 

 

その質問をしてきた子に、何かこう「失望」のようなものを感じてしまう質問だ。

 

 

それは

 

 

 

「何かコツありますか?教えてください。」

 

 

 

コツというものは、量をこなして慣れた人が、それを整える時に使うものだ。

 

 

書いたように、「慣れ」も「整え」も、その人が自分で一つずつこなした量の上にしか成り立たないんだ。

 

 

だからそのコツ

 

知ったところで付け焼き刃に終わる。

 

その時だけ、何か少しできたように気になるだけ。

 

 

そうやって量を積み重ねて慣れた人は、もちろんそれなりのノウハウや言語化ができるからね。

 

 

でもそれはもちろん砂上の楼閣である。

 

 

 

そしてもっと厄介なのが、こうして量をこなすことを面倒くさがり、「コツ」を得ようと思うその思考は

 

ある程度その「コツ」なるものの存在で何かをできるような感じなっちゃうから

 

次もまた「コツ探し」に思考が動くんだよ。

 

 

 

そして最終的には

 

 

 

「幸せになるコツを教えてください」

 

「成功するコツを教えてください」

 

 

なんてなる笑。

 

 

 

 

そして本屋やネットで成功者の話を見聞きした時

 

 

そこに書いてあるんだよ。

 

 

 

「とにかく寝食も忘れてやり続けるしかない」

 

という、その人にとってはまるですごろくの「振り出しに戻る」みたいなワードと直面するんだ。

 

 

 

さあ

 

 

生徒諸君

 

 

 

 

まず、量をこなせ。