この夏、中3たちは何をやったか。
それは
徹底した精読からの多読
である。
まずはとにかく精読。
今中2がやっているようなあれだ。
あれをとにかく繰り返す。
そうすると、出てくる文の構造が「馴染みのあの子」みたいな感覚になってくる。
あー、接続詞ね
あー、関係代名詞ね
あー、不定詞ね
あー、間接疑問文ね
あー、第五文型ね
と。
この「文構造が分かる」という状態になると、英文を前からスッ!スッ!と読んで理解していくことができるんだ。
これがね、なかなかできるようにならないのが日本語脳って奴なのよ。
ずーっとバスケだけやってきた子は、飛んでくるボールを手を使わないで受け取ること、つまり「トラップ」することなんてなかなかできない。
ボールを手を使わないでコントロールするなんて
自分の脳みその中にチャンネルとして存在させて来なかったから。
「この料理は口から入れずに鼻から入れてください。そういう食べ物なので。」
と言われたら?
ええ?
ってなるでしょ?
食べ物は口から入れると思い込んで何十年も生きてきたら
鼻から入れる
なんて、意味分からんでしょ?
私が昨日買ったこのカバン
が
this bag which I bought yesterday
になるんだ。
ええ?
なぜカバンが一番最初?
一番後じゃないの?
ってなるわけで。
この仕組みをとにかく脳みそで理解できるまで精読。
文法の確認。
からの多読。
これをあと半年、繰り返す。
そしたら受験はどうでも良くなり、高校での英語に強みを発揮できるようになるんだ。