どの学年にも雑談をする
いろんなことを話す
その子がいる環境ではあまり離されたことがないことを
僕なりの言葉で少しずつ
きっとそれは蓄積されていって
何かしらの変化をもたらす
この世を強く楽しく生きていける人になってほしい
塾生に願うのはそれだ。
学力なんてものは、そのためのほんの少しでしかない
この世界は面白いんだ。
でも、その面白さを感じるためには自分の中にその受容体がなければならない。
1+1=2
こうやって自分の中に足し算しかない状態で育つ子は
1×1=1
というものを見た時に
「なんだ、足し算の方が答えが大きくなるじゃん」
と思う。そして足し算だけに固執する。
2×2=4
を見た時も
2+2=4
「ほら、足し算でいいじゃん」
と思って自分の枠内にこだわる
でも
3×3=9
を見た時に顔が強張る
3+3=6
だからだ。
「え、9?そんなに大きくなる?」
4×4=16
4+4=8
5×5=25
5+5=10
どうだ。
こうやって世界が一つしかない子は、世界をいくつも知ってる子に大きく引き離されていく。
窓を増やして欲しいんだ。
一つの窓しかなければ、そこから見えている景色は一つだけ。
でも、世界は360度広がってるんだ。
だからいろんな窓を作ってあげてほしい。
いろんな経験をさせ、いろんなところに連れていくのでもいいだろう。
それと同じくらい、いろんな考え方、いろんな言葉を教えてあげたい。
それが教育の原点だと思うから。