オリンピックが終わり、いろんなメダリストがスタジオで司会者たちと話している。
僕がその選手のコーチなら、マジであの番組に出る前に
「何をどう上手く面白くしゃべるかでお前の人生が変わるぞ!」
って口を酸っぱくして伝えるだろう。
何気ないインタビューの中で、どう自己表現として見ている人たちの印象に残る言葉を残せるか。
どう表情やゼスチャーを織り交ぜるか。
それだけで次からもいろんな番組に呼ばれ、何なら引退後、スポーツコメンテーターとしての人生やバラエティタレントとしても道もあるではないか。
「応援してくれた方々に感謝しかないです。ありがとうございました。次も頑張ります」
アスリートは根が真面目な人が多いんだろう。
だからこそ、その競技に真剣に向き合い、やり抜ける。
その結果としてのオリンピックやメダルなんだろう。
でも、「それで終わり」でいいのか。
あのメダリストは今!
みたいに数年後にちょろっと注目されたりする程度でいいのか。
学歴も同じだろう。
○○大学合格と卒業
これ、18歳の時のトロフィーと、その後4年後に自動的に得られる形式的な資格なんだよね。
「で?君は何を語れるの?」「何ができるの?」と言われた時に
「○○大学に受かるために小学生の頃から勉強しました!」
って・・・
「ああ、それはそうね。過去の栄光は素晴らしいよ。んで?今君は何を語れるの?人よりも秀でてできることは何?受験勉強以外で」
そう言われた時に、何ができて、何を語れるのか。
もう時代はとっくにそういう時代に変わってるんだ。
新卒入社ではまだ「おまけ」みたいに大学名選考もあるだろう。
しかしスキルアップからの転職はどうか。
「今、君のその力がうちの会社に欲しいんだ。」
って環境だよね?
社会って。
「大学?ああ、大学ね。一応言いたいのならどうぞ。」
って感じじゃない?
だって、この僕だって大学名を看板にしてないよ?
たかだか町の個人塾ですらそうなのにね。