休み時間、ワラワラと周りに集まってくる子達
僕は塾にいるときは塾の先生モードなので
発する言葉全てが「意図」を持っている。
シンプルな意図で、「いかにその子に頭を使わせるか」ということだけだ。
僕の近くに寄ってきて「これなんだろ」とか言う言葉には全く反応しない。
僕に話しかけているのか分からない、というアピールである。
するともう一度言う。
「これなんだろ」
そこで僕は言う。
「それは独り言?」
と。
その子は「いや、先生に聞いてるんです」と言う。
「じゃあ、呼ばないと分かんなくない?」
家庭内で当たり前に行われている会話を
賢い子
が当たり前にやっているレベルに整える。
「先生、これ何?」
と聞き直した子には
「何だと思う?」
と言う。
こうやって、頭を使うことを求められる対話に食いついてくる子は賢い子たち。
そうじゃない、普段家庭での対話で頭を使うことに慣れていない子は
すーっ
と姿を隠すように去っていく
こうやって、ますます差がついていく