自分の子供が恋愛適齢期になったと想像してもらいたい。
初めて彼氏彼女ができるような年齢ではなく
「お?その子と結婚か?」
と思えるような年齢、である。
そうだな
より具体的に、23歳とかそのあたり。
大切な、かわいい我が子だから
その恋愛相手は親として気になるだろう。
「ああ、この子となら🎵」
と思えるか
「え…、マジかー」
と思うか
我が子の将来を考えた時、どうしたってそういう何かしらの思いは芽生えるはずだ。
もちろん、親が子供の恋愛相手を選ぶことなんてできない。
たとえその選択によって我が子の人生が大きく左右されることになったとしても、だ。
自分だって当時親に恋愛相手を選ばれたら
「は?」
と思ったでしょ?笑
しかし
塾選び
はどうであろうか。
通う塾によって、我が子の人生は確実に変わる。
これはもう、確実に。
プリントを次々渡されて
「一番多く終わったのは誰だ?」
と煽られ、枚数をチェックされ
「分からないところは質問しなよー」
と励まされる塾なのか
週一回、横に90分間先生が座って「先週の復習」からじっくり学び、「じゃあまた来週ね」と言われ帰る塾なのか。
それとも
「自分のテストなんだから自分で考えて勉強したら?」
と言われ放置される塾なのか。
よく見る図だけどね
この経済成長率のグラフ
この一因に、これまでの数十年間の日本の教育があると僕は思ってるんだよね。
「言われたことをやる」
「言われたこと以外はできない」
という日本人の形成
話がデカすぎ?
いやいや、そんなことないと思う。
だってこの経済成長率って、どんどん視点を小さくしていけば
日本人ひとりひとりが自分の頭で考えて「どうすれば儲かるか」みたいなことを追求して行動したかどうかの蓄積でしょ?
昔の日本人が作り上げた仕組みをただ受身的に食いつぶしてるだけなんじゃないの?
「大手企業に就職すれば給料がいい」
って…
世界から見たら…
もう、目も当てられないよね。
そりゃ、超進学校の子達は東大よりも海外大を目指すはずだよね。
自分の頭で考えて、そう判断し、行動して、そうなってるわけよね?
この「自分の頭で考えて行動」
ってことが、今の日本の教育では徹底的になされてない
むしろ「真逆」を行ってたんじゃないの?
この30年間。
「そんな壮大な話じゃなくて、第一志望の高校に合格させるのが塾だろ?」
って思うかもしれない。
うん
まあ、そういう気持ちは親としてよーく分かる。
でもさ、松江塾の大学生とか見てて思うけどね
まー、とにかくみんな自分の頭で考えてテキパキ動くわけよ。
塾の仕組みの根幹部分とかであっても「こうすべき」と思ってどんどん変えちゃうし笑
そうなるように小学生の頃から僕も言葉にしてるから当たり前なんだけどね。
たかだか小さな個人塾の先生が言うのもなんだけど、
「教育」って、こういうことなんじゃないの?
って思うんだよね。
これが日本中の学校や塾で共通認識として30年間行われてきてたら、
今の日本って、もっと全然違うことになってたんじゃないの?
「自分のことなんだから、自分で考えて行動しなさいよ」
って、どこに行ってもどんな大人、先生にも言われる毎日。
「君はどう思うの?」
「君はどうしたいの?」
「君は何するの?」
「じゃあ、やってごらん」
そう言われる環境だけ。
もちろん、聞かれたらチョロっとアドバイスくらいはするけど。
でも、周りの大人も先生も自分のことを自分で考えてやってる状況で。
その30年間…
もう時間は戻らないけど
きっとこれからの30年間で変われるんじゃないの?
と、僕はここで考え小さな個人塾だけど実践していく。
そこは「我が子を育てる」感覚と同じ。
自分の子供には、ただ言われたことをやって結果を出す人間じゃなくて
言われなくても自分の頭で考えて、たとえうまくいかなくても常に試行錯誤してもがきながら自分で進む人間になってもらいたい。
そう思うからね。
そこはブレずに。