昨日の中1はbe動詞の文の続き。
「あなたは太郎ですか」
について。
皆さん、この文が「躓きポイント満載」だということに気づいているだろうか。
「え?Are you Taro?でしょ?簡単じゃん」
と思った方…
残念!
実はこの文を学ぶことで、「母語と第2言語」の決定的な違いがあることを知るんだよ。
例えば日本語で
「友…」
と書き始めた瞬間、頭の中では
友達
友人
みたいに、なんとなく次の文字を想像するよね?
これはつまり、その文字から「ある意味情報」を受け取ってるってことだよね?
一文字目から、なんとなくの意味が情報として頭の中に生まれる状況
これが「母語」というものである。
ところが
「Are…」
と書かれたものを見たとき、
どうだろう。
僕ら日本人の頭の中は
「あ、英語だ。アーだ。」
くらいにしか反応しないのである。
本来、言語はその語句に「意味」があり、それは1単語目からしっかりと「意味」「情報」が頭の中に広がらないとおかしいのである。
しかし僕らの頭の中は
「Are …」
に対して、意味を伴って何かが広がることは…
ないのである。
しかも語順。
「あなたは…」
と書いてある日本語を
「Are …」
と書くわけで、そこには「んなアホな…」と思えるほどの「あまりにも違う語順ルール」が存在するわけよね?
それを知らずに
「声に出して読んで覚えましょう!」
じゃあ…
いつか躓くのも納得だよね?
東大合格者数で日本有数の学校の子達が
「英語、全然分かりません」
って言って今松江塾に問い合わせてくるのって
そういうところの理解を蔑ろにしたからなんじゃないの?
ということを話しまくった昨日の中1授業。
実は、終わってから気づいたのだが
録画するのを忘れた…
一年に数回あるかないかな痛恨のミス。
内容としては「ニャーニャーの法則」だから、それほど問題ないんだけどね。
次からはミスしないようにしないと。
今の新高1が中1の時は、3回に1回は録画忘れがあったよね笑
その度に、3年後に淑徳与野に進学することになる子が
「賛先生、録画は?」
と聞いてくれて忘れないようになったけど笑