昨日書いた通り、昨日はなし子が車で塾に迎えに来てくれた。
塾が終わり、僕は松江町から駅方面へと歩く。
旧川越街道から一本喜多院側の道ね。
なし子が小5で松江塾に入ってから、毎日のように車で往復した道だからなし子も安心だろう。
そんなことを考えながら歩く。
向こうからヘッドライトが見える。
んー、でもあのサイズじゃないな。
なし子が運転してくるのは我が天使な奥様の軽自動車だから。
案の定、その車は違った。
免許取った翌日だからね
まあ、のんびり来るんだろう。
そう思いながら、一台、また一台とやり過ごす。
そろそろかもなー
なんて思っていると
それっぽいサイズ感の車のヘッドライトが見えてきた。
うん、あれだ。
黒い車だからよく分からないけど、
間違いなくあれ。
ちょっとだけ気持ちセンターラインよりか?
笑
もう車を確信し、あの辺りで車を停めるんだろうなー
と思っていたら…
まさかの素通り
華麗になし子スルー
まるで鮮やかにドリブルで抜かれたように唖然呆然…
後ろを振り返る僕
なし子が気づいて止まるかな?
と思っていたが、そのまま遠ざかるテールランプ
5回点滅?
しないしない笑
愛してるのサイン?
んなわけない笑
どんどん小さくなっていくなし子car。
慌ててスマホを取り出し、天使に電話。
もちろんだが、なし子が初日に1人で車に乗ることを天使が許すはずもなく同乗している。
天使が電話に出る。
「今、すれ違ったよ?笑」
「えー!気づかなかった!じゃあUターンして戻るね。」
まあね、全身真っ黒だからね。
なし子も前見て集中してんだろうし。
そう思って踵を返し、もと来た道を戻る。
電話を切る前に天使がなし子に
「適当なところでUターンして…」
なんて声も聞こえた。
できるのかな笑、Uターン。
しばらく歩くと、先ほどの車のヘッドライトが見えてきた。
なし子carだ。
そして、堂々と道の真ん中で停車。
なし子停車。
後ろに車がいたら逆煽り運転ばりのど真ん中停車。
僕が後部座席に乗り込もうとドアを開けると、
天使が助手席から降りてきた。
「前に乗ってくれる?」
と。
その手にはチワワの麦丸。
お前も来たんかーい
そして乗り込む。
なし子の運転する車の助手席に
娘の運転する車の助手席に乗り込む!!!
何とも言えない気持ちだった。
中学生の時は毎晩塾から僕の運転する車の後部座席に乗り込んだなし子。
当時はゲラおも一緒の時が多かった。
ルームミラー越しに、スマホを眺めるなし子をチラ見。
「今日の塾はどーだった?」
「んー、楽しかったよー」
そんな他愛もない会話を何度しただろう。
高校生になり、
「パパー、もう間に合わないから駅まで送ってー!」
そう言われて何度駅まで車を走らせただろう。
車を降りて改札口に走っていく後ろ姿を何度運転席から眺めただろう。
そのなし子が昨日は運転席に座っていた。
そして
僕は助手席に。
そんな感動的な瞬間になし子は
「おー、迎えに来てやったぜ」
の一言…笑
シートベルトをしめて出発!!
実はこの動画、本当は7分以上あった。
しかし、大人の事情で後半はカット笑
永遠に世に出ることはない。
いや、出してはならない笑
何があった?
それは文字でお楽しみを。
なし子「んー、よしよし」
僕「え?今の止まるとこ!」
なし子「え?そーなの?まあ、大丈夫大丈夫。ラッキー♫」
僕「いやいやいやいや」
天使「あそこ、事故よくあるところだよ」
なし子「へー、まあ、ラッキー。おれラッキー♫」
とまあ、こんな感じ。
先々心配だが、今日も迎えに来てもらおう♫
そうしよう。