中学受験や高校受験、大学受験
それぞれに多少違うだろうが根底は同じ。
親は世間や社会を知っていて
子供は親よりも知らない。
親は我が子の幸せを願い
子供はその気持ちが分からない
親は目標と現在の差を把握し
子供はそんなものに興味はない
親は「経験」と「視界」「予想」があり
子供には「目の前の自分の世界」がある。
それがうまいこと噛み合ったら重なったりすれば良いのだが
完全一致することはない。
永遠に消えない親のイラつき
これが教育育児のリアルなところだろう。
「嫌ならやめちゃえば?」
そう親が怒鳴ると
「やめない」
と言う我が子。
やめたいのではなく、「今やりたくない」のだ。
子供は「今」の世界の中にいるのだから。
親や僕ら塾の人間はいかに「今」に勉強を滑り込ませるか
それをしっかり考えないといけない。
「頑張らないと落ちるよ?」
というのは親の予想。
子供の「今」にはないものだ。
「今、これだけやっちゃおうか」
見るべきは「今」である。
そうやって「今」を積み上げていくしかない。
のである。