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川越にある松江塾!代表真島による何でもブログ!

「強い語彙力」の育て方

 

 

語彙力

 

あると無いとでは人生の多くの場面で「差」を生む。

 

コミュニケーション力という、生きていく上で最強の武器となる力を支えるのも語彙力。

 

 

もちろん「受験」においても結果を大きく左右するだろう。

 

 

この語彙力、「弱い語彙力」と「強い語彙力」があるように思う。

 

「意味を知っているだけ」が弱い語彙力

 

「自分のものになっている」のが強い語彙力

 

である。

 

これは語彙力問題集をやっても鍛えられるものではない。

 

強い語彙力は

 

「生きた言葉をどれだけ鮮度よく吸収できるか」

 

がポイントである。

 

 

例えば「痛い」という語彙

 

辞書を引くと

 

 

1 肉体に痛みや苦しみを感じるさま。「歯が―・い」「つねられて―・い」
2 心に苦痛を感じるさま。精神的につらい。「欠損続きで頭が―・い」
3 弱点を攻撃されたり打撃や損害をこうむったりして、閉口するさま。「―・いところに触れられる」「―・い目にあう」「この時期に出費は―・い」
4 俗に、さも得意そうな言動がひどく場違いで、見るに堪えないさま。また、状況や立場・年齢にふさわしくない言動が周囲をあきれさせるさま。
5 (甚い)程度のはなはだしいさま。多く、連用形を用いる。→甚 (いた) く
6 (甚い)はなはだしくりっぱなさま。すばらしい。

「新発意 (しぼち) の娘かしづきたる家いと―・しかし」〈源・若紫〉
7 動詞の連用形に付いて、その動詞の表す状態がはなはだしい意味を示す形容詞をつくる。「あまえいたし」「うもれいたし」など。

 

 

などと列挙されている。

 

これを調べて覚えたとしても「生きた言葉」とは言えない。

 

それよりも、ドラマの登場人物や漫画の主人公が

 

慌てて走って階段を踏み外し、思いっきり階段の角に足のすねをぶつけて

 

「痛ーい!!!」

 

と叫んだほうが、よほどに「生きた言葉」として意味が頭に入るだろう。

 

 

つまり

 

 

語彙力、強い語彙力を育て、鍛え、増やすのはこれなんだ。

 

 

「映像や行動、感情」と「言葉」なるべく近距離に感じられる状態で吸収すること。

 

 

これなんだ。

 

 

僕が我が子らに徹底的に漫画を与えた理由はここにある。

 

僕らが指定した漫画ではなく、本人達が没入した漫画は無制限に与えた。

 

 

そしてそのストーリーを会話にあげ、徹底的に語彙を引き出す。

 

 

要は「インプット」と「アウトプット」だ。

 

 

この時の親との会話がどれだけ深く、楽しいものと感じるか。

 

ここが、語彙力を鍛えるポイントだと思う。