まあ、シンプルに
◉意欲が弱い
◉主体感がない
◉勉強不足
こういう子達は落ちる。
仮に受かっても、入ってから下位に定着することも容易に想像できる。
「受かりさえすれば!」
と思ってあの手この手を尽くす保護者も多いが
他者からの手の差し伸べで受かった子は、
入った後も他者からの手の差し伸べを必要とするが、
高校では、それは不可能。
科目数と難易度、量が違う。
さらに中学内容を主体的に理解して習得したものでしか、高校内容は乗らないのだ。
中学の時は苦労していなかったはずなのに、高校でいきなり勉強で追い込まれ、落ちこぼれていく仕組みはこれなのである。
さて、そろそろ本題に。
上の3つはクリアーしているのに落ちる子。
毎年いる。
つまり、
意欲があり、主体的に学習し、勉強も足りているのに
なぜか落ちる子。
見ていた顕著に分かる共通点がある。
それは
受験が近づくにつれ、周りが気になりだす
ちょっとした物音、例えばドアの開閉の音とか、シャープペンを落とす後とか。
休み時間の雑談にすら意識が強く反応し、イラついているように見える。
結局、「集中」できてないのだ。
この傾向が12月あたりから始まると、それまで出してきた偏差値からはズルズルと下がり始める。
受験直前は判定の出る模試はないから、
実際には秋あたりの偏差値から5とか下がっている可能性もかなり高いのだ。
これを防ぐ手立てはあるのか、ないのか。
ある。
それは
受験に関係ない家族とのとりとめもない日常の会話
これだ。
受験が近づくと、どうしても口をひらけば受験や勉強、体調管理の話ばかりになってしまう。
しかし
家庭は家族が心と身体を休める場所だ。
張り詰めた子供の気持ちをどうか緩めてあげてほしいんだ。
何も家にいる全ての時間、ダラダラ、ユルユルさせろと言っているわけではない。
家族との会話時間のことだ。
子供のメンタル安定は
親子の日常会話
その時の笑顔
これなのである。