ほんとこれ。
幼児やプレの子達を見ていて、その子の思考が停止する瞬間というものがよく分かる。
その瞬間はなぜ訪れてしまうのか。
「目の前の人間の発する言葉の意味が自分の語彙ネットに引っかからないから」
である。
大人だって、目の前のテレビから流れる音声がアラビア語だけだったら、そのトーク番組をずっと見てられる?
無理よね?
そりゃぼーっとするよね。
いわゆる「地頭の良い子」というのは、本当に持って生まれた脳みそスペックが高いなんて子はごくごく一部。
それ以外のほとんど全ての地頭の良い子たちは、
「持っている語彙ネット」の網の目が細かいだけなのである。
だから目の前の人が発する言葉がどんどん自分のネットに引っかかる。
魚と同じで、網にかかった魚は必ず確認するでしょう?
大きい魚だ!
ほっそい魚はだなぁ!
あれはサメか?
貝も取れた!
みたいに。
でも、目の粗いこの網にはほとんど魚がかからない。
つまり、目に入るものが少ない。
つまらないんだよ。その魚獲りが。
だからぼーっとする。
当たり前だよね?
だから、僕ら大人がすべきことは、その「語彙ネット」の目を細かくすること。
聞いたことがある言葉
使ったことがある言葉
そういう言葉を発する瞬間の現場
そういうものをどんどん子供の前に提示していかないと。
子供の傍でスマホ見てたら、そんなチャンスをドブに捨ててるようなもんだからね?
と、ウォーキングしてたらベビーカー押しながらスマホ見てる若いママとすれ違ったから書いてみた。