健康診断を終えた。
問診
測定
採血
レントゲン
心電図
そして毎回僕の超えるべき最大の関門…
超音波検査!!
あれ、みんな大丈夫なん?
普通に乗りきれるもんなん?
もうさ、あれは拷問なんだけども?
まずは、お腹を出して、そこに生温かいゼリー状のものを垂らされるよねぇ
そしてにこやかなベテラン超音波技師の女性。
「じゃ、診ていきますねぇ」
という言葉と共に、スティック状の検査具をお腹に
ピトッ
とつける。
分かるのよ?
理解はできるのよ?
そのゼリー状のものを検査具の先につけてお腹の上を滑りやすくするわけよね?
でもさ、
あまりの熟練度のためか
まるでフィギュアスケートの選手が氷上を軽やかに滑るように
ヒラヒラと手首を華麗に動かしながら
シャラッとゼリーをつけてまたピンポイントで診るところに滑らせていく
小気味よく
リズム良く
その度に「はい!大きく息を…吸ってぃぃ!」「はい!止めてぃぃ」と、これまた手首のダンスと見事に合わせた掛け声。
たまに肋骨にコリっとぶつかり、これがまたくすぐったい。
でもそれよりも
あまりに見事に華麗に踊る手首と検査具。
そして、ゼリー拾い。
もうね
無理よ
息止めた瞬間に
「ぶひーーっ!!!」
って
笑いを堪えきれず息を吐き出す真島
48歳男性
今日は少し血圧高め。
あれを笑わずに終えられる人は
一体世の中に何%くらいいるんだ?
どうなの?