先日、Googleの口コミで
星ひとつ
という低評価をいただいた。
川越の松江町で22年間松江塾をやってきた立場から
このコメントについて真剣に向き合う必要があると思った。
この方、他にも幼稚園や保育園に問い合わせて星一つの評価をしていて、その時期からお子様は小学生なんだろうと思う。
松江塾は体験だけだったのか、入ってから辞めたのかは不明。
まず
「地頭ができていないと入れてもついていけない」
という点について。
松江塾小学部、基本的には「授業」と「ペナテスト」から構成されている。
授業したことを次回ペナテストとして確認し、満点なら合格、不合格なら追試という流れだ。
特に漢字などは教えるものではなく、自分で覚えるものだから
その授業はしない。テストだけだ。
松江塾についていけない!という場合、ほとんどがこのペナテストの結果が悪いケースである。
つまり
「次の塾のあるまでの1週間」で、どれだけ家庭学習ができ、そこで頭に入れることができるかが大事であり、
そこに「地頭」の介入する余地はない。
次、
「教えるという感じではないので期待しないように」
という点について。
松江塾は「授業を目で聞く」ということを巨大な真ん中の柱に据え置き、
徹底的に躓かないように授業をしている。
つまり
「教えて」いるという自負がある。
しかしこれは大前提を忘れてはいけない部分であるが
「授業を目で聞く」ということなしには誰が何をどう教えても何も頭には入って行かない。
そして松江塾は「授業を目で聞く」という柱が大事すぎるので
「目で聞いてなかったから分からない」という子に対しては
「次からは目で聞きなさい」という指導はするが、
その分からない単元に関しては横から手取り足取り教えることはない。
教えてはならないとさえ考えている。
それはその子に「目で聞かなくても後でこうして教えてもらえる」ということを染み込ませることになるからだ。
もちろん、それをサポートする仕組みは揃っている。
そこにも当然「子供自身の能動力」や「保護者の方のサポート」は必要ではあるが。
次、
「取り組み方はすごいなと思う」
という点について。
これは素直に嬉しく思う。
「自学力を鍛える」というところを目指して考えられる仕組みはほぼ全て揃っていると思うから。
次、
「勉強苦手な子はまずついていけません」
という点について。
勉強が苦手な子がついていける、ということは何を意味しているか。
例えばサッカークラブ。
運動が苦手な子がついていけるクラブとは?
おそらく、「練習前のグラウンド○周」はない。
シュート練習も実践を想定したものはなく、キーパーのいない無人のゴールに止まったボールを蹴り込む感じだろうか。
そして、それであっても何回、何十回も繰り返せば筋力はつくしシュートフォームも出来上がっていくのだろう。
しかし
それも数回程度にとどめる感じならついてこれるだろうか。
松江塾はそういうサッカークラブではない。
次、
「安易な気持ちで入っても続かない」
という点について。
これはまさに核心部分だ。
そもそも「安易な気持ちで入って続く」という塾は存在しない。
というか、存在してはならないはずだ。
学力向上にはとんでもなく強い覚悟が必要なのは言うまでもない。
最後に、
「すぐ辞めても入塾費はかかる」
という点について。
「入塾費」は入塾する時にかかる費用である。
ディズニーランドに入場チケットを買って入場ゲートをくぐった瞬間、その「入場」というサービスは享受したはずである。
すぐ辞めようが何年後に辞めようが、入塾したのなら入塾費はかかり、返還されることがないのは当たり前である。
と思うのは僕だけだろうか。
とにかく、松江塾はかなりコンセプトの固まった塾であり、取り組みも「ガチ」である。
安易な気持ちでは続かないのは当たり前。
濃密な学習習慣を作り、毎日講義を受け、テストに向けてしっかり毎日自学。
それにより「地頭」と「自学力」を身につけ、
その経験から「能動的に行動する」ということの重要性を自覚して楽しく世の中を生きていってもらいたい。
そういうことを考えて日々格闘している塾だということは分かってもらいたい。