説明会の後、プリントの丸付けや毎日シリーズのためにカフェで作業。
しばらくすると隣のソファー席に老夫婦が来店。
「いつもありがとうございます😊」
と店員に言われているところからして、常連なのだろう。
ご主人がホットカフェラテ
ご婦人がアイスコーヒーを注文した。
まあ、そんなことは特に意識にも留めずに作業に専念。
途中途中で塾長達の爆裂グループに書き込み。
今日は「競争環境と自己肯定感」についての話題が多いね。
さんて考えながら数分が経過。
しばらくすると、ご婦人の方がモニョモニョ言い始めた。
「いつもと味が違う」
「なんか美味しくない」
声のトーンはだんだん大きくなり、我が天使も気がつき、僕の方をチラチラと見る。
すると
「すみませーん!」
と、大声を張り上げるご婦人。
すぐに店員が来ると
「なんかいつもの味と違って美味しくないのよ。なんなの?これ」
と、語気こそ弱めながらもかなりのクレーム圧。
「確認して来ますので、少々お待ちください。」
と店員。
サッと奥に入っていく。
数分後、店長登場。
「なんかねぇ、いつもここに来てるのよ。」
「ありがとうございます😊」
「今日のアイスコーヒー、なんかいつもと味が違うのよ。美味しくないのよ。美味しいからいつもここに来てるに」
「いつも来店、ありがとうございます😊。今確認し、新しいものを持ってきますね。」
「あら、そぅ?でも本当にいつもと味が違うのよ」
と、ご婦人も主張を変えない。
店長も
「特にいつもと豆が違うとか、入れ方が違うとかはないんですが…」
と粘る。
すると
ご婦人が
まさかの一言を放った。
「ちょっと今ここで飲んでみてくれる?これ。」
と、さっきまで自分が飲んでいたアイスコーヒーを店長に差し出した!
ストローもそのままで。
凍りつく真島夫婦
どうする…店長…
言葉は交わさず、目だけで語る真島夫婦。
なんとか、この苦境を乗り切ってくれ!若い店長よ!
そう、目で伝え合う真島夫婦。
店長は話題を逸らすも、逃してはくれない。
「いいから、ここで今飲んでみて?」
とご婦人。
店長はどう切り抜けたのか!
店長、しばしの沈黙の後…
「すみません、僕コーヒーアレルギーなので。」
わりと大きな声で言い切った店長!!
君は立派だった!
誰も傷つけない切り抜け方!
でもね…
真島夫婦は「んなわけあるか!」と、笑顔で無言のツッコミを笑