賢さは思考力だ。
思考力は想像力。
その想像が時間的に遠くまで及び、さらに輪郭がハッキリする子ほど
賢い!
となる。
僕自身、休みの日などは親から
「今日のプランは?」
とか、よく聞かれたものだ。
あれがおそらく、そういう想像力や思考力を築く石居となったのではないか。
それをキッチリと言語化させないとダメだったしね。
今、国語で「本文推測」をやっていて、日々改良を続けている。
昨日からは「物語のスタート」と「結末」部分を残して推測、という仕組みに切り替えた。
小4の子達は父親と蛍を見に行く主人公の話をやったんだけど、
場所が墓地、蛍のひかりを「ロウソクの火が動いているよう」という描写でスタート。
それを読み何人かが「うわ、なんか怖い…」という声をかけて出したんだ。
もうすでにリアルな想像にスッと入れるようになってるってことよね。
文字からリアルを想像し、「怖い」という感情まで湧き起こってるわけだ。
これぞ「想像」からの「思考」だよね。
結局は推測から怖い話ではない、というところに辿り着けたんだけど
こうやって、学年が低ければ低いほどその想像力は伸ばしやすいよね。
これが中1、中2、と学年が上がるにつれ
目に入った映像にのみ反応する硬さが出てきて、
その硬さはどんどん増していっちゃうから。
特に今の「動画世代」は、見たものにしか面白さを感じない傾向が強いからね。
そうなる前に、徹底的に想像力を鍛える。