というのは、その内容が分からなかったり、興味が持てないということの前に
教科書に書いてある言葉の意味が分からない
ということが大きい。
例えば第一次世界大戦について、こんなふうに書かれていたとしよう。
第一次世界大戦は、1914年7月28日から1918年11月11日にかけて、連合国と中央同盟国との間で繰り広げられた世界大戦である。 7000万以上の軍人が動員され、史上最大の戦争の一つとなった。
パッと読んで、大事なことは
○1914年に始まった
○連合国にはどんな国があったか
○同盟国にはどんな国があったか
そんなところだと分かる。当然、指導のポイントはそこに置かれる。
しかし
理社がとにかく苦手、という子はその前段階で躓く。
まず、この文の中にわからないことが多すぎるんだ。
第一次世界大戦は、1914年7月28日から1918年11月11日にかけて、連合国と中央同盟国との間で繰り広げられた世界大戦である。 7000万以上の軍人が動員され、史上最大の戦争の一つとなった。
この赤く大きくした部分の語句
かける
繰り広げる
軍人
動員
史上
この言葉に対する馴染みが無い、もしくは薄い
つまりこういう子たちにとってこの文はこう見えている。
第一次世界大戦は、1914年7月28日から1918年11月11日にせよて、連合国と中央同盟国との間で護ね広げられた世界大戦である。 7000万以上の椹人が叛員され、嚴上最大の戦争の一つとなった。
オーバーでも何でもなく、本当にこんな感じ。
だって、そういう語句に対して質問が来るんだから。
「国語が全ての教科の土台」
なんて言葉は聞いたことがあると思うんだけど、それはまさにこういうことよね。
小学校の教科書の中に分からない言葉がある状態なら、中学では確実に中位もしくは下位になる。
中学の教科書で分からない言葉がある状態なら、高校では確実に下位になる。
だから、教科書読んで分からない言葉が出てきたら、
それは「本当にヤバい大災害」級のトラブルだと思って早速意味を調べないと。
これはほんとにそう。