男は授業終わりの深夜、教室にいた。
さっきまで自分の思いの全てをぶつけていたホワイトボードを背に、
生徒達の体温だけをまだうっすらと残した誰もいない教室を見つめる。
仕事の相棒であるマーカー
本来それを手にしているはずの右手は、今男の右頬に添えられている。
その右手の甲に、男はそっと自分の頭の重みを乗せる。
今日の俺は、その全てを生徒たちにぶつけることができたのだろうか…
そんなことを思いながら、男は徐ろにサングラスをかけた。
人類は「言語」や「文字」を手にしたその日から
ありとあらゆるものを言語化、文字化してきた。
今そこにないもの
目には見えないもの
そういうものを誰かに伝えるために。
読解力とは、その言語化文字化されたものを
いかに正確に頭の中で映像化できるか、ということであろう。
その言語化文字化した筆者の頭の中にある映像に100%に近い形でね。
その正確さこそ、「読解力」の基礎である。
冒頭に書いた男の姿
しっかりと頭の中に思い描けたであろうか。
そうしなさいと言われる前に、映像化できたのなら
普段から文を読み、それを映像化することに慣れてるってこと。
逆に文字だけを追っていたのなら、まだまだ慣れが必要ってことよね。
まあ、僕はこれを見ながら書いたんだけどね
笑
このAKRグッズ、自撮りだよね…
スマホカメラのタイマーセットして…
笑