我が娘、語彙力なし子
まだ夢の中にいるなし子だが、そろそろ起こさないと背中にカビが生える。
最近、日中は僕と天使な奥様、なし子が一緒にいることが多い。
僕は毎日シリーズをひたすらチェックし続け、
天使はプレの問題作りと⭕️つけに没頭。
その脇になし子がいて、空中を見つめたりスマホを見つめたりしながら僕ら夫婦のマシンガントークに合いの手を入れる日々だ。
そんななし子だが、あまりここには書いてこなかった「異常な能力」がある。
この能力に関しては、ゲラおは絶対に勝てないどころか、なし子の足元にも及ばない。
その能力とは…
何かを終わらせる最短ルートを最速で見つけて終わるまでやり続ける能力
である。
これは本当に嘘みたいにすごいのだが、
奴は究極の面倒くさがりである。
1秒でも早く自分のやりたいことをやるために、
目の前の困難を秒速で終わらせる。
ここで注目したいのが、
「終わらせる」ことが全てであり、
そのために不要なことはすべて切り捨てていく。
しかし根は真面目なので、キチッとしておくべきところはキチッとする。
やり直しは2倍の時間がかかることになるので、絶対にやり直しを食らわないレベルで最速で。
幼稚園の時、授業参観で気づいたんだ。
何かしらの作業をしながら、ノリやハサミの置き場所をちょこちょこ変えながら取り組む姿。
何のために置き場所を変えるのか…
そう
一番効率よく作業が進む場所に置いてたんだよね。
だからクラスでぶっちぎりのスピードで終わらせて、そして空中を見ながら右手の親指をチュパチュパする…。
あの当時、なし子は親指をチュパチュパすることが至極の時間だったからね。
今、ためにプレの手伝いをしてくれることがあるのだが
プリントのコピーや切り貼りなどは全てなし子に丸投げされる。
理由は一つ
速いから
である。
なし子は大学卒業後、働くつもりは1ミリもない。
最速で専業主婦になり、毎日家事を終えた後に好きな時間を楽しむことを人生の目標にしている子だ。
それが可能になるような相手を探すだろうし、
その日常は死守するようにマネジメントしていくだろう。
僕が「なし子は絶対に大丈夫」と思う理由の一つである。
もちろん、鋼のメンタルが一番の強みなんだけどね。