塾の先生みたいな教育業の人達にも、年末年始の休暇はある。
日曜日が仕事だというサービス業の人達にも、平日どこかでお休みはある。
でもこの世の中、年末年始だろうがお盆だろうが365日お休みのない人達もいる。
しかも、かなりたくさんいる。
その人達の業種は
親業の人達、である。
365日、子供達に食事を出さないといけない。
365日、その食べた食器を洗わなければならない。
365日、子供達のために風呂を洗わなくてはならない。
365日、子供達の服を洗濯し、干し、取り込み、畳まなくてはならない。
親業には、「休暇」というものがないのである。
それに加え、「教育」「躾」「体力向上」なんていうものに追加で意識を向けるのなら、
親業はさらに激務となる。
おそらく、史上最強のブラック業界ではなかろうか。
どんなにきつくても言われてしまうこの言葉。
「親なんだから」
ああ、親達よ。
今日も雇い主のいないブラック業界で
終わりのない残業
始業時間も終業時間もなく
せっせと勤しもうではないか。
年末のんびり?
年始はゴロゴロ?
いや、洗濯物は関係なく毎日出るし
食器洗いも毎日あるわ
でも、仕方ないよね
親なんだから
ふ〜…
親って、大変だぜ。