勉強で伸びていく子とそうでない子
見ていると、「そのルール」への認識の違いが大きいように思う。
一番根本的なルールというか、
それだけは守ってね、というルール
そういうものへの「大事なんだな」「これさえ!」という感覚がほんの少し薄いんだ。
例えばサッカーで、インサイドパスの練習をしている子達がいるとする。
ボールを足の内側で転がすように駆り出す。
ボールを受けるのも足の内側。
コロコロ
コロコロ
ボールの速度は上がっても、基本的には地面を転がるボールだ。
その練習を見ていて、どちらが上手いかはあまり分からない。
だからどちらも試合に出ることができ、いよいよ試合開始。
ホイッスルと共にボールが蹴り出され、攻撃が始まる。
インサイドパスとドリブルでボールが敵陣に入り、
いよいよゴール前に高々とボールが蹴られる。
頭で合わせてヘディング!すれば絶好の得点機会だ。
ゴール前には先ほどインサイドパスをしていたあの子がいる。
あのボールタッチであれば、きっとセンスのある子だろう!
さあ!
さあさあ!
その子はボールをキッ!と見据え、走り出す。
そして飛ぶ!
その瞬間
まさかの!右手を大きく振りかぶり、スパイク!!!
ボールはキーパーの横をすり抜けて、ゴールネットに突き刺さる!
その子は大きく両手を上げてガッツポーズ!!
えーーーーーーっ!!
一瞬、何が起きたのか理解ができないチームメイト達
そうだ
この子は、
サッカーではキーパー以外、手を使ってはならない
というルールが欠落しているのだった…
いやいやいや、まさかそんな!
って思うよね?
しかし、勉強の世界でも毎日のように同じことが起きてるんだよ。
サッカーのゴール前での華麗なスパイク
「私はサッカーをしません」
これを
「We soccer not play.」
って書いたり。
まず、そのルールをしっかり大事なんだって認識しないとね、って話ね。