2+2=4
これはできる。
2×3=6
これもできる。
2×2+3=7
これも正解できる。
でも
2+3×2=
これを「10」と答えてしまう。
でも、次の問題は
3×4-1=11
で⭕️になる。
この時点で❌は数個だけ。
まあ、計算は大体できるから大丈夫だろーなーってなる。
しかし、大間違いだ。
この子は、
計算は数字の出てきた順に左から計算する
というルールを手にして前に進んだんだ。
この先、
9-2×3
という計算には「21」と答えを書く。
正解は「3」なのに。
四則計算の順番のルール
これが欠落した状態で前に進むことは、算数の勉強では致命的だ。
勉強で伸び悩む子達は、多かれ少なかれこの状態にある。
全く分からないわけではなく、「あと一つ」だけルールをしっかりと手にするかどうかなんだ。
計算式を見たときに
「掛け算や割り算は足し算や引き算よりも先に」
というルール
たったこれだけ。
いや、さすがにそれは知ってますよ笑
って思うかもしれないが
事実、点を落としていく子達は突き詰めていくとこういうことなんだ。
勉強は仕組みやルールを知り定着させていくもの。
テストは「じゃあ、そのルール分かるかい?」と問われるもの。
授業はその仕組みやルールを伝えていく時間。
結局は、仕組みやルールをどれだけキッチリ吸収していくか、なんだよね。
結果的に勉強できる子は、
「あー、そういう仕組みで、そういうルールになってるのか♫」
と把握するまでの時間が短いだけ。
そして、把握した瞬間に「ほほ♫」と嬉しくなり、使ってみたくなる。
ルール通り使えて、正解に辿り着いたときにさらに「わお♫」とうれしくなり、それが定着へと繋がっていく。
嫌いになっちゃうその前に、ルールを染み込ませたい。
そこが僕らの腕の見せ所。