中学カリキュラムからの逸脱。
川高川女合格専門と名前を変えるその前から、松江塾は学校準拠から離れた。
定期テスト前こそ各自が定期テストに向けて自学に没頭する期間を設定していて、みんな素晴らしい結果を出してきているが
それ以外の期間は、どんどん先取りをしている。
今中2は中3と同じ問題を解いていて、冬からは入試対策に入る。
入試本番の一年以上前に入試問題を解いていくわけだ。
中3の春からは私立高校、特に附属系の難問にも挑み、乗り越えていく。
早期に英語は仕上げ、国語や社会の細かいところに攻め入っていく計画だ。
中1は今、中2の後半に突入。冬には中2内容を終える。
毎日和文英訳を始めたおかげで、やたらと定着が早い。
そんな感じでどんどん先取りをしていく理由はこれだ。
公立中学の3年間は、緩やかな坂道を登っていくイメージ。
結果的に勉強を軸に生きていくわけじゃない子達も同じ教室にいて、
その子達も一緒に学ぶわけだから。
「最低でもこれだけは身につけて大人になってね」というコンセプトで作られた教科書やテスト。
それでも平均点は60点前後になる環境だ。
でも、高校入学後、それまでの傾きを一気に上げて、大学に向けて頑張る。
特に上位、進学校の子達はね。
ここにオール公立のデメリットが生じる。
高校からが大変すぎる
これなんだよね。
人は自分が歩いてきたペースにどうしても流される。
だから
どうしてもこの青い線のように進みがちだ。
だから高校生になる前はそこそこ輝けていた子達も、高校で一気に落ちこぼれたりするわけだよね。
進学校は急激な傾きの上昇を求めるし。
でも、中学に入った直後にゴールを大学に設定したらどうだろう。
私立一貫と同じように。
そしたら
この赤い線のようになるのではないか。
これがここ数年の松江塾だ。
オール公立で東京大学
オール公立で一橋大学
オール公立で国際教養大学
オール公立で東京外国語大学
オール公立でお茶の水女子大学
オール公立で早稲田大学
オール公立で慶應義塾大学
全て現役での進学。
この2年間での実績だ。
塾、特に個人塾は塾長の判断でその方針が作られている。
その塾が何を求め、どう道を作っているのか。
それを判断するのは、保護者であり、生徒である。