全員とは言わないよ?
でも、世間一般では
「塾に通って成績が上がるのは3割」
なんて言われてるわけで、
それに比べたらはるかに松江っ子達は伸びてるから、きっと松江塾がやっていることは世間の塾の平均よりは
生徒を伸ばす仕組みなんじゃないかな、と
朧げながら思う。
さて
かつての松江塾はこういう仕組みだった。
⭕️は塾が作ったノルマ
塾としては「これだけやれば伸びる!」というノルマを設定し、
それを生徒にやらせる仕組み。
ノルマをこなせば確かに伸びる。
かなり機械的なやり方ではあるけどね。
でも、やらなきゃ伸びないから
どうしても仕組みとしてはこんな感じになる。
でも、伸びるために設定するノルマは
その生徒にとって必ず「負荷」になる。
楽に達成するようじゃ伸びないからね。
そうすると、ノルマを達成しない子が少なからず出てくる。
それを叱咤して、やらせるのが塾の腕の見せ所!
と豪語する塾も少なくない。
かつての松江塾もそういう塾のど真ん中にいた。
でもね、そうするとその生徒を黒い→みたいな方向から見ることになる。
足りないところ
できないところ
に目がむくんだよね。
生徒からすれば、ゴール到達が「0」で、それに足りないものは全て「マイナス」として評価される。
ノルマを超えていける時もあるが、
次にはすぐにノルマが増える。
「もっとやれるじゃん!!」って言われて。
これで、自らやる力は伸びるのだろうかって
当時の松江塾は考えたんだ。
だから今の松江塾はこれ
毎日読むところや自学量にノルマはない。
やった分が今の時点でのその子の能動力。
それをそのまま「うむ」と認めるだけ。
そうすると、その生徒からは外向きの←が出るようになる。
ノルマを「10」にして、「2」しかやらない子がいたら、
これまでの松江塾は「君はマイナス8だ!」と声をかけていた。
君はマイナス8なんだ!!
そう言われたら、その子はもっと頑張れるのか?
でもノルマを排除した今は
その子の「2」は、「プラス2」なんだよね。
そして、
おお!プラス2じゃん!
って声をかける。
もちろん、伸ばすための声かけだ。
2のままでいいなんて1ミリも思ってない笑
だって、ここは松江塾だから。
でも、「プラスだよ」って声をかけられたこの気持ちにシンクロしてみてよ。
とりあえず評価された。認められた。
でも、その子は分かってるよ?
周りはもっとやってるって。
松江塾はクラス分けがないからね。
自分は自分なりにやった。
それはプラスだと評価された。
でも、
周りはもっとやっている。
この状況が揃うと、子供は自ら足を前に出すんだ。
実際にここ最近、本当にそうなんだよね。
マイナスの評価をすると、人は動かない。
でも少なくてもプラスの評価をすると、人は「えへっ♫」と思って次の一歩を踏み出す。
これは本当にそう。
もちろん、僕もまだまだ塾講師として未熟だから
イラッとする時もあるし、
そのイラつきが噴出する時もあるけどね。
でも、何年高まる平均偏差値や進学実績を見ていると
今のやり方は正しいんだろうなって思う。
もちろん、現時点では、だけどね。