面談してると、手に取るように分かる。
情報の乗った言葉を目と耳で受け取り、
それを脳内で処理、理解。
それを飲み込み、セーブするための頷き。
質問に対しては答えるために必要なデータの選別と構成。
そして、適切に言葉に乗せて発声。
コミュニケーションで分かる、その子の国語力。
普通に会話は成立していても
僕からすれば大きな差がある。
同じ年齢でも、
レベル80の子がいる一方、
レベル25の子もいる。
しかし、日常的なコミュニケーションがなんの違和感もなく成立するためには
レベル10でOKなんだ。
その子の国語力を把握するために、僕は面談の中でたくさんの「仕掛け」をする。
国語力の高い子は、その仕掛けを完璧に乗り越える。
しかし、そうじゃない子はズレたり、トンチンカンな感じになる。
何度も書いているが、
国語力はコミュニケーションの力とイコールだ。
家族、特に大人との会話が多い子。
親からの「疑問詞」に対し、適切に答えるかどうか。
その子が言ったことの一部を拾って話の角度を変えたときに、しっかりとついて来れるか。
そういうことを親が意識して家庭での会話が潤沢に行われていれば、
国語力は自然と身につく。
本や漫画を読むことが好きな子は、そのコミュニケーションを本や漫画とやっているだけ。
それだけ。